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「すごいだろ？今日は朝から調子が良くってさ。やっぱり身体機能だからかな？火力は感情に直結してるんだよ」
『それは前にも聞いたよ。燈矢がすごい才能を持ってる事くらい、もう充分理解してるから。だから火を止めて』
怪訝そうに首を反対に倒すAを前に、その言葉を父の口からも聞きたかったなと、燈矢は思った。
「＿＿＿＿ごめん、A。さっきからずっと、何度も止めようとしてるんだけど、上手くいかないんだ。止め方、分かんなくなっちゃったみたいだ」
荒ぶる炎とは裏腹に、やけに凪いだ声で告げられた事実に、Aは目を見開いて言葉を失った。
しかし直ぐに平静を取り戻し、素早く印を結ぼうとして、
「無駄だよ。水なんかじゃもう無理だ。一瞬で蒸発して消えちゃうよ」
燈矢の至極最もな指摘を受け、自分の頭が正常な判断を下せないほど冷静さを欠いている事にAは気が付く。
水の沸点に対し、蒼炎はあまりにも高温過ぎる。
蒸発する際に多少は熱を奪えたとしても、火の発生源である燈矢の温度を下げる効果はあまりない。
それはこれまでの修業の日々で既に実証済みなのだ。
燈矢の足元で、ただでさえ燃えにくいはずの湿気った草が一瞬で水気を飛ばされ、白い煙をあげながら燃え始めている。
その火がみるみるうちに隣の葉や草へと燃え広がって、近くの木にまで燃え移った。
焦げ臭い匂い。見慣れた世界が炎に包まれていく異常事態。
『近くのヒーローに応援要請を…………』
言いかけた言葉は尻すぼみに小さくなってかき消えた。
この近隣区域に蒼炎に対抗できそうな個性を持つヒーローなど居ないことをAは知っていた。
それならば警察は、消防局は、と次なる案を思い浮かべては、そのどれもがこれほどの火力の前では意味を為さない事に気づいてしまう。
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メケメケ(プロフ) - まおさん» まおさん初めまして〜！わ〜、私もこんな素敵なコメントを頂けてとっても嬉しいです！😭説得力ある深い愛情を綴れるのが長編の良い所だと思っているので、そう言ってもらえて嬉しいです！�Ь呂諒�にもぜひお付き合いください☺️ (1月5日 13時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - うさん» 動いてる心臓とはもちろん、、、🥺3話くらいまとめ書きしてから7章を更新しようと思っているので、もう少々お待ちください！近々続きを出しますね！😊 (1月5日 12時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まお - メケメケさん初めまして！こんな素晴らしい小説に出会えてとっても嬉しいです！！登場キャラからアズちゃんへの愛情がとても伝わってくるし、誰が何をしているのかが読んでいてとっても分かりやすい丁寧な文章で本当に大好きです！これからも応援していきます！ (1月5日 2時) (レス) @page50 id: 956050c9e8 (このIDを非表示/違反報告)
う - 動いてる心臓とは…？やめるんだっ廻さん！？やばくないですか！？応援してます！ (1月4日 13時) (レス) @page50 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 幸せなお話なので大丈夫なはず、、、という判断のもと今年もバリバリ更新していきます！🥲👍 (1月3日 19時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2023年12月21日 14時
