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いきなり一方的な拒絶を突き付けられてなお、身を焦がしながらでも手を差し伸べようとする深い慈愛が疎ましかった。
その高潔さが憎かった。
その優しさにこれまで何度救われたかも分からないのに、八つ当たりじみた悲哀が、不満が、鬱屈が抑えられなかった。
「嫌いだ……お前みたいな奴が1番嫌いだ……。強くて、個性が2つもあって、高い所から他人を見下ろして慈悲を振りまける余裕があって！いいよなぁ……、産まれた時から何でも持ってる奴は生きやすそうで羨ましいよ！！」
突然悪意を持って喚き散らし始めた燈矢に、Aが身を竦めたのが分かったが、それでも言葉が止められなかった。
「Aには分かんないだろ！？分かるはずないんだ！！みっともなく夢にしがみついて、皆から否定されても諦めきれずに、無駄な足掻きをし続ける俺がさぞかし滑稽で無意味に映ってるんだろ！？訓練を重ねても、挑んでも、解決策なんてないのに馬鹿みたいだって思うんだろ！？……なぁ、努力しなくても力があるってどんな気分だよ。ヒーローみたいに他人を気遣って、そんな自分に酔いしれる気分はどんなだよ！！」
持つ者に対する、持たない者の羨望と嫉妬＿＿＿胸の底に沈む汚濁のような闇を最悪の形で吐き出して、燈矢は肩で息をした。
他人を傷付けることで鬱憤を発散出来ると思っていたのに、何故か心は少しも軽くなってはくれない。
むしろ何の非もない、善意から側に居続けてくれた心優しい少女相手に、濁りに濁った思いの丈をぶちまけてしまう自分の人間性に反吐が出そうだった。
そして、そんな自分でさえ彼女なら受け止めてくれるだろうと心の何処かで信じている自分の厚かましさに死んでしまいたいほどの羞恥を感じた。
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メケメケ(プロフ) - まおさん» まおさん初めまして〜！わ〜、私もこんな素敵なコメントを頂けてとっても嬉しいです！😭説得力ある深い愛情を綴れるのが長編の良い所だと思っているので、そう言ってもらえて嬉しいです！�Ь呂諒�にもぜひお付き合いください☺️ (1月5日 13時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - うさん» 動いてる心臓とはもちろん、、、🥺3話くらいまとめ書きしてから7章を更新しようと思っているので、もう少々お待ちください！近々続きを出しますね！😊 (1月5日 12時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まお - メケメケさん初めまして！こんな素晴らしい小説に出会えてとっても嬉しいです！！登場キャラからアズちゃんへの愛情がとても伝わってくるし、誰が何をしているのかが読んでいてとっても分かりやすい丁寧な文章で本当に大好きです！これからも応援していきます！ (1月5日 2時) (レス) @page50 id: 956050c9e8 (このIDを非表示/違反報告)
う - 動いてる心臓とは…？やめるんだっ廻さん！？やばくないですか！？応援してます！ (1月4日 13時) (レス) @page50 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ねねさん» 幸せなお話なので大丈夫なはず、、、という判断のもと今年もバリバリ更新していきます！🥲👍 (1月3日 19時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2023年12月21日 14時
