【H×H】聞いてない！！【ゾル家】 (ページ45)

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44.二人でページ45

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さてさて、強化をし始めた私達。

それがとっっっっっても難しくて…

『いや無理！！もう無理！』

「これ以上出来たら凄いわよ…」

私は床に倒れ込む。

あの後、私は纏、硬を剣に纏うのを極めようと一日中ぶっ続けでやっていた訳なのだが、限界が来てしまった。

最終目的はウィズが本気で硬と纏を纏わせた巨大な石を割ることなんだけど、私はそれを砕く事しか出来なかった。

まぁ、最初は傷一つつけられなかったからすごい進歩なんだろうけど…

『私は！！綺麗に二つに切れるくらいの切れ味がいいの！！』

「…努力家なのね。天才なのに。」

どう言う事ですか()

私は、ひとまず剣を消し、考える。

うんと、多分綺麗に割るには長さが足りないんだよね。

強度は充分。あとは切れ味か…

私は、長く細い剣……いつか見た日本刀を思い浮かべる。

『こんなもんか。』

長さはさっきの剣の倍。

切れ味は…分かんないけど、剣の刃自体が薄いから綺麗には切れると思う。

私は、もう一度ウィズに岩を作ってもらい、日本刀を構える。

すぅ…

『えぃっ！』

私が日本刀を振るえば、スパッと岩が割れ…いや、ズレる。

おっおっ？成功！？

隣で見ていたウィズは、感嘆の息を漏らす。

「これは……凄いわ…」

『ふふんっ、でしょ！……っ！』

私が胸を張れば、急に肺が痛く、皮膚が焼けるような痛みが襲った。

な…にこれ…

急いで隣を見れば、ウィズも痛がっている。

ぐっ……息が…

そこで、私の視界はブラックアウトした。

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