12.水見式 ページ13
.
「えー、気を取り直して、今日はAに違う修行を与える。」
『ほんと!?』
「あぁ。それと、これが出来たらイルミの監視無しで一人で仕事に行ってもらう。」
『えっ!?やったー!』
私がきゃっきゃと喜んでいると、お父さんは水が入ったグラスに一つの葉を浮かせた物を持ってきた。
『これは…?』
「これは、念の系統を見るための道具だ。」
『念って、系統とかあるの?』
「あぁ、念の系統は発からなる。強化系、放出系、操作系、変化系、具現化系、特質系だ。このグラスに練をし、水や葉の変化で何系か分かる。」
私は、その説明にほぅっと頷く。
多分、これは大事な通過儀礼というものなのだろう。
私は、お父さんにグラスの前に座らせてもらう。
そして、お父さんは私の手をグラスの側に持っていった。
「この状態で、練をしろ。」
『うん。』
私は、目を瞑り、練をした。
数十秒やると、イル兄とお父さんの雰囲気が変わったのがわかった。
私が目を開けると、目の前のグラスが氷に変わっていた。
『えっ…?』
私は、思わず声を出した。
「これは…特質系…か?」
私の系統は、特質系みたいです。
.
110人がお気に入り
「キルア」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時:2020年11月9日 21時