四十四話 ページ47
フィールドに来た瞬間、電光掲示板が耳がつぶれるほどの大きな音を出して爆発しだした。
目の前が真っ暗になりそうな光景。その現実をただただ観ているしかなかった。
「逃げ、なきゃ……」
走ろうと重たい一歩を踏み出した瞬間、女性が腰を抜かし動けない姿を見た。電光掲示板はすぐそこまで迫っている。見捨てるわけにはいかない__________!
気づいた時には女性の目の前に行き、構えて落ちてくる柱を止めた。そしてすぐに女性を抱きかかえて逃げ出す。
「大丈夫ですか!?」
「は、はいぃ……!」
しかし自分でもどうしてこんなに体が動いたか分からない。なぜだ?
「御巫……?御巫、だろ?なぁ!」
スピリッツのエースというヒデが手を震わせて歩み寄ってきた。ゆっくり振り返り、感情のない目でヒデを見つめる。青い瞳で、真っ直ぐと。
「あの構えは御巫特有のものだ!御巫なんだろ!?なぁ!!」
「やめ、やめてください!僕は……風倉Aです。御巫じゃありません」
頭を下げて一目散にそこから逃げた。痛む頭を押さえながら、必死にスタジアムを抜け出した。
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しげの2号(プロフ) - 闇夜さん» やばいです(笑) (2017年4月18日 22時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 120%方向音痴(確証) (2017年4月15日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - 紅夜桜さん» ありがとうございます!中々更新できませんが、できるよう頑張ります! (2016年9月20日 15時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - 凄く面白いです、更新頑張って下さい!続きが気になる(0゚・∀・)wktk (2016年9月19日 23時) (レス) id: 5d35246c94 (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - りささん» そうですよ! (2016年6月14日 6時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しげの2号 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年5月17日 0時