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三十四話 ページ37

免許を持っていない俺は後ろに座る。コナンくんが運転するらしい。何でできるんだ?
哀ちゃんが爆弾のそばで秒を数え、コナンくんの隣だと正確に秒が分かる歩美ちゃんも車で数える。


「30!29……」

「灰原さん!灰原さんがカウントを止めないんです!」

「何!?」

「待ってろ!俺が連れてくる!」

「俺も行くぜ!」


車を飛び降りて哀ちゃんを抱き寄せて再び車に戻る。全く何てこと考えるんだ!


「何するのよ!?」

「母ちゃんが言ってたんだよ!米粒一つでも残したらバチが当たるってな!」


いい教育受けてるじゃん、元太くん。俺も将来子供ができたらそう教えるか。
車に乗り込むとコナンくんは車を発車させた。窓を割ると同時に爆発が起き、大成功。
だけどその衝撃で哀ちゃんが落ちかける。光彦くんが腕を掴む。それでも落ちそうになる。


「捕まれ!」

「歩美ちゃん、これ借りるぞ!」


コナンくんはヘルメットを蹴り尖ったものを壊す。助かる、はずだったのに。


「オラァッ!!」


哀ちゃんらを車に引き入れたのと引き換えに、俺の体は外に出た。手を伸ばしても届かない。体は重力に従って下に落ちていく。


「御巫さん!!」

「御巫お兄さん!!」


最後に彼らに笑みを向けると、俺の視界は遮断された。

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しげの2号(プロフ) - 闇夜さん» やばいです(笑) (2017年4月18日 22時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 120%方向音痴(確証) (2017年4月15日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - 紅夜桜さん» ありがとうございます!中々更新できませんが、できるよう頑張ります! (2016年9月20日 15時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - 凄く面白いです、更新頑張って下さい!続きが気になる(0゚・∀・)wktk (2016年9月19日 23時) (レス) id: 5d35246c94 (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - りささん» そうですよ! (2016年6月14日 6時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しげの2号 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年5月17日 0時

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