三十二話 ページ35
連絡橋だ。今渡れば助かる！
そう思った矢先、仕掛けられていたであろう爆弾が爆発した。橋が落ちた。これじゃあ向こうに渡れない！
「どうしましょう」
すると、哀ちゃんの腕時計型ライトも静かに灯りを消した。
「バッテリー切れね。下手に動くのは危険だわ。ここで助けを待ちましょう」
「……哀ちゃんの言う通りだ。俺が何か策を考えるから、みんなは心を休めておいて」
「う、うん」
さーてどうする。橋は二本とも爆破されて使用不可能。下に行くのは死を意味するし、上に行くしか方法はない。屋上にあるヘリポートまで大分と距離がある。子供の足じゃ行けるかどうか。俺が背負っていくのにも限界がある。
「あ……聞こえるよ、コナンくん！」
困り果てていると、探偵団バッジからコナンくんの声が。よかった。二人とも無事だったんだ。
数分も経たない内に何かのエンジン音も聞こえた。B棟にはコナンくんの姿が。
「あの音！」
「スケボーですよ！」
まさかと思ったけどそのまさか。コナンくんがスケボーでA棟まで乗り移ってきたのだ。
「さすがだね、コナンくん。俺大人なのに何もできねぇ。ハハ、恥ずかしい話だな」
「そんなことないよ。御巫さん、こいつらのこと守ってくれたんでしょ？その証だよ、御巫さんの傷はね」
ハハハ！もうこの子には敵わないな！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 511人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しげの2号(プロフ) - 闇夜さん» やばいです(笑) (2017年4月18日 22時) (
レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜 - 120%方向音痴(確証) (2017年4月15日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - 紅夜桜さん» ありがとうございます！中々更新できませんが、できるよう頑張ります！ (2016年9月20日 15時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - 凄く面白いです、更新頑張って下さい！続きが気になる(0ﾟ･∀･)wktk (2016年9月19日 23時) (レス) id: 5d35246c94 (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - りささん» そうですよ！ (2016年6月14日 6時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しげの2号 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月17日 0時
