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第佰肆拾捌話 ページ32

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……体が鉛のように重い。

立っていられるのも不思議なほど。

それでも、行かなきゃならない。みんなのもとへ…!!




(炭治郎…善逸、伊之助…!!!)

あの3人が戦っている気配がする。





(あっ…!!)



炭治郎が、無惨を壁に固定した…!!

それと同時に、炭治郎に向かって無惨の攻撃が襲う。



『氷の呼吸___漆ノ型___凍てつく流氷!!』

私が無惨の攻撃を弾き、凍らせた___と思えば、







「もういい加減にしてよぉ!!馬鹿ァ!!!」


「風の呼吸___捌ノ型___初烈風斬り」


蜜璃と実弥も援護に入ってくれていた。




『!!蜜璃!』


蜜璃が攻撃をくらってしまっていたので、彼女を連れてとりあえず少しでも安全な路地裏へ移動した。






「A…?ごめんね、最後まであんまり戦えなくて…」


『蜜璃…!何、言ってるの…蜜璃がいなきゃ、炭治郎や義勇は無限城でやられてた…!

あのとき蜜璃がすぐ前に出て動いてくれたから、2人とも今生きてるの…!!』




「…私、Aと友達になれて良かったあ。

鬼殺隊に入った動機は、添い遂げる殿方を見つけるためだったけど…

こんなにも仲間思いで、強くて素敵なAと出会えたこと…

鬼殺隊に入って良かったなあって思えるまたひとつの理由になるの。」


『やだ、蜜璃、死なないで…!!

私だって、蜜璃と過ごした時間はまるで普通の女の子になれたような、かけがえのない時間だったよ!!』



蜜璃はニコッと彼女らしい笑顔で笑うと、トンっと私の背中を押してくれた。





「ほら、A行ってきて!まだ貴方を必要としてる人達がいるわ!」




______ああ、きっと。これが蜜璃との最後なんだろうな___


本当は、行きたくない。許されるのなら、親友のそばにいたい。





…でも、でも_____


行かなきゃならない。鬼の始祖を最後まで滅すために。






『…グスッ、蜜璃っ、ありがとう、大好きだよ!!


行ってくる!!!!』






必ず、必ず、無惨は倒す______その決意を背中に込めて、今は溢れ出た涙を閉じ込めて…



みんなのもとへ。





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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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結愛(プロフ) - レナさん» 間があいてしまいすみません…泣ゆっくりですが、頑張りますね!ありがとうございます! (2021年5月29日 20時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 更新を停止しちゃったのかな?って思っちゃいました。これからも更新を楽しみにしています。更新頑張ってください! (2021年5月29日 15時) (レス) id: 04b8134c40 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - メロメロメロンさん» 暖かいコメントありがとうございます泣更新していない間も見に来てくださっていて嬉しかったです…!ありがとうございます。これから非常にゆっくりですがまた更新頑張ります! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - kiru2loveさん» 長い間待っていて下さって本当にありがとうございます泣これからゆっくりですが、完結に向けて頑張っていこうと思います…! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - るるありさん» 最終更新の日から時間が経っていたのにも関わらずコメントいただきありがとうございます…!遅くなりましたが、これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結愛 | 作成日時:2020年6月28日 18時

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