第佰参拾漆話 ページ21
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柱稽古が始まりしばらく経った日、
私は義勇と手合わせをしていた。
まあ、まだ隊士達は来ない。(笑)
炭治郎が悲鳴嶼さんのとこまで進んだ、って言ってたから炭治郎はもうすぐ来るかな?って思ってるけど。
「_____で、俺たちの稽古内容はそれでいいのか。」
『うん、いいんじゃない、連撃。
私は連撃好きだし、義勇は凪で死ぬほど連撃出してるし。私たちの得意分野ってことで〜』
通常技なら、私の最大連撃は徒の芍薬の9と、結晶飛来の6を合わせた15。
氷の呼吸の拾壱ノ型、氷海になると、無数に出せる。
この技は、義勇の凪を参考にした。
技の作り方も義勇に教えて貰って...凪と同じ効果を持つ技が出来た。
海が凍ったかのように________私の間合いを過ぎた攻撃は全て氷になって消え、静寂が訪れる。
...この型、完成したとき義勇がすっごく嬉しそうだったな。
耳元で俺たち2人しか使えない型だな、って囁かれたの今でも覚えてる...きゅんってしちゃうじゃん!!
『ねえ義勇、凪、見たい。』
「...突然どうした。」
『見たくなったの。お願い!』
上目遣いで言ってやると、義勇は下唇を噛んで頷いた。
...義勇が私のこの表情に弱いの知ってるんだからね?
「水の呼吸____拾壱ノ型____凪」
...やっぱり、義勇にぴったりの技だなあと思う。
綺麗。流麗。義勇そのものを表しているかのような技。
「満足したか。」
『うんっ、ありがとう!!』
気がつくと、時刻は三時を回ったところ。
甘味でも食べようということになって、縁側に座る。
私の屋敷の縁側の一部は透き通った池に面している為、水に足を浸すことが出来る。
夏はこの冷えた水が気持ちよくてたまらない...!
『はいっ、今日のおやつはぱんけーきです!』
「...なんだ、それは。」
『ハイカラな甘味!蜜璃に作り方教えてもらったの〜!
蜂蜜のせて、っと!紅茶もあるからね!』
義勇は一口食べると、少し驚いたような顔をして美味いな、と言ってくれた。
...ふふ、口の周りに蜂蜜ついてるよ?
『ぎゆう、』
「?」
振り向いた義勇の顔に手を伸ばし、口周りについた蜂蜜を手でとってそのまま舐める。
「...!!お前は、、」
にやっと笑うと、義勇に押し倒されて
まだ陽の光が差す中、
甘い口付けを懸命に受け入れた____________
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結愛(プロフ) - レナさん» 間があいてしまいすみません…泣ゆっくりですが、頑張りますね!ありがとうございます! (2021年5月29日 20時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 更新を停止しちゃったのかな?って思っちゃいました。これからも更新を楽しみにしています。更新頑張ってください! (2021年5月29日 15時) (レス) id: 04b8134c40 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - メロメロメロンさん» 暖かいコメントありがとうございます泣更新していない間も見に来てくださっていて嬉しかったです…!ありがとうございます。これから非常にゆっくりですがまた更新頑張ります! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - kiru2loveさん» 長い間待っていて下さって本当にありがとうございます泣これからゆっくりですが、完結に向けて頑張っていこうと思います…! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - るるありさん» 最終更新の日から時間が経っていたのにも関わらずコメントいただきありがとうございます…!遅くなりましたが、これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結愛 | 作成日時:2020年6月28日 18時