第佰弐拾捌話 ページ13
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____________ザァァァア
産屋敷邸からの帰り道は、雨だった。
まるで私の心模様。
しのぶとはお屋敷で別れたから、一人で帰る。
(...。どうしたら...。)
「A。」
名前を呼ばれ________そこに立っていたのは実弥。
「...辛かったなァ、」
そう言って頭をポンポン撫でてくれる。
『...グスッ、わたし、もう、わかんない...!!
義勇に拒絶されたの初めてで...、、』
私が泣き出すと、雨もより一層激しくなる。
「アイツのことだから、どうせ口下手なだけだァ。
辛いと思うが、ちゃんと事情を聞いてみろォ。
もしダメだってときは、兄ちゃんがなんとかしてやる。」
____________小さいとき、泣いている私を慰めてくれた冰お兄ちゃんみたいに涙を拭ってくれて、頭を撫でてくれる。
その手が________酷く暖かくって。
『ありがとうっ...実弥...!』
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義勇side
Aに酷いことを言ってしまった。
あの時の顔...忘れられない。
だが、これでいいんだ。
痣も出て、人望もある彼女は____________
.....数日前から、炭治郎につきまとわれている。
もう今日で、3日目、といったところだ。
これは一生続くのだろうか?
...話したら、つきまとうのをやめてくれるのだろうか。
「義勇さん!最近はAさんと会っていないんですか?」
「...。俺がAを突き放した。」
そう言うと、炭治郎は酷く驚いた顔をした。
「なっ、何故ですか!?
あれだけ仲の良かったお二人なのに!!」
「Aにはもっと________________________」
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「大正コソコソ噂話。
不死川は、雪華のことを本当の妹のように可愛がっている...。
好きだとかそういう恋愛感情は抱いてないそうだ。」
『実弥は私にとってもほんとにお兄ちゃん!
いつもよく面倒見てくれる(笑)
だから炭治郎の柱合裁判のときにドンって押されたのはほんとにびっくりしたよね〜』
「すまねぇ、鬼が目の前にいて気が立ってただけだァ。」
「...まったく、なんで俺がこのような噂話をせねばならんのか。」ネチネチ
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結愛(プロフ) - レナさん» 間があいてしまいすみません…泣ゆっくりですが、頑張りますね!ありがとうございます! (2021年5月29日 20時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 更新を停止しちゃったのかな?って思っちゃいました。これからも更新を楽しみにしています。更新頑張ってください! (2021年5月29日 15時) (レス) id: 04b8134c40 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - メロメロメロンさん» 暖かいコメントありがとうございます泣更新していない間も見に来てくださっていて嬉しかったです…!ありがとうございます。これから非常にゆっくりですがまた更新頑張ります! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - kiru2loveさん» 長い間待っていて下さって本当にありがとうございます泣これからゆっくりですが、完結に向けて頑張っていこうと思います…! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - るるありさん» 最終更新の日から時間が経っていたのにも関わらずコメントいただきありがとうございます…!遅くなりましたが、これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2021年5月29日 15時) (レス) id: ce8ebdb318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結愛 | 作成日時:2020年6月28日 18時