第伍拾陸話 ページ10
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そんなこんなで、私と義勇は町に来ていた。
今日は2人とも非番の為、隊服を着ていない。
(.....やばいっ、義勇の袴姿かっこよすぎる...)
『もうすっかり季節も夏だね〜、』
「...そうだな。」
あれ。
義勇がこっちを見てくれない。
『義勇?どうして今日は目を合わせて話してくれないの?』
___________________「袴、よく似合っている...」
やばい。そんな直球に褒められると照れるに決まってる。
『〜!!!義勇も、似合っててかっこいいよ...』
「...!!!そうか...」
お互い照れながら歩いてると、花火大会の貼り紙を見つけた。
(...この花火大会、鱗滝さんの所にいたときに
義勇といつか一緒に行こうって約束したやつだ...)
今年も多分、行けないだろう。
ちなみに今までも行けていない。
(そもそも義勇はあの約束覚えてるのかな?
結構前だし忘れててもしょうがないよね〜)
と思って足を先に進めた。
色々お店を回っていると____________
(わあっ、これ、可愛くて綺麗...!!)
私が見つけたのは青色の雫の形の耳飾り。
揺れる形状になっていて、雫かゆらゆらと揺れる姿はとても魅力的だった。
(でも耳、穴1個ずつしかあいてないし...
ちっさい頃から雪の結晶の耳飾りずっとしてるしなあ...)
「...それ、買ってやる。」
『っ...へっ!?』
「穴ならあけてやる。」
この人私が考えてたこと当てたよ。エスパー?←
『ありがとう...!!!』
そして時刻は夕方になり、人も昼間より増えた気がする。
そろそろ帰ろうか、と話していると____________
深い水色の瞳をして______耳には淡い水色と桃色の耳飾りをした人とすれ違った。
『...!?待ってっ...!!!!』
「...A!?」
_________すぐに追いかけたけど、人混みに紛れてどこにいるかわからなかった。
でも、あれは_______________お兄ちゃんだ。
(お兄ちゃん...生きてたんだ...!!!)
「急にどうした?」
義勇が焦った表情で聞いてきた。
『あ、ごめんね...。さっきすれ違った人、私のお兄ちゃんだった。』
「本当か!生きてたんだな...」
『そうみたい...!!見失っちゃったけど...』
「生きてたら、またどこかで会えるはずだ。」
私は義勇の言葉を信じて帰路についた。
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結愛(プロフ) - とーこさん» お気遣いありがとうございます....!!じゃあ書いちゃいます!笑 (2020年6月6日 12時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - Haruharuさん» いつもありがとうございます!もっとやっちゃいますね!笑 (2020年6月6日 12時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
とーこ(プロフ) - いいぞ!もっとやれっ!です(笑笑)無理なく頑張って下さいね! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 1504ba7982 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - いいぞ!もっとやれっ!って感じです!更新頑張って下さい! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - Haruharuさん» ありがとうございます!!! (2020年6月3日 21時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結愛 | 作成日時:2020年5月30日 11時