第陸拾参話 ページ17
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そして義勇と私が柱になって1年経った頃_________
今日は、あの日だ。
もう数年以上前の約束。
____________義勇に花火大会に行こうと誘われた。
そう、義勇は小さい頃に交した約束を覚えていてくれたのだ。
(浴衣も着たし...髪も結った...
これでおかしくないかな?)
浴衣は白に椿が描かれている物。
髪型は、いつもと違い下の方でお団子にした。
髪飾りはいつも通り母様の形見、
そしてカナエさんから貰った蝶の髪留め。
義勇に買ってもらった耳飾りも付けて...っと。
(...おかしくない、はず。)
そうこうしていると、義勇が迎えに来てくれた。
「A、いるか?」
『はーいー!待ってねすぐ出る!』
そして外に出ると____________________
紺色の浴衣を着ている義勇が待っていた。
(まって...かっこよすぎる...)
「行くか。」
『う、うん!!!』
花火が始まるまで、まだ少し時間がある。
私たちは周辺のお店を見て回っているが、
花火大会というだけあって人が多すぎる。
『やっぱり人多いね...義勇、迷子にならないでよ?(笑)』
と言うと、義勇は手を繋いできた。
「.....これならはぐれないだろう。」
いきなりのことだったので吃驚したが、
私もその手を繋ぎ返した。
(...義勇の手...安心するんだよなあ、)
もうすぐ花火が上がるとのことで、
見やすい場所に移動して腰掛けた。
____________すぐに花火が上がった。
ヒューーーーッ ドンッ
『わあ...!!!綺麗...!!!』
「綺麗だな。」
花火が綺麗で暫く見とれていたが...
何やら義勇がソワソワしている、というか花火に集中していない気がする。
『義勇?何かあった?』
義勇はハッとしたように此方を向いた。
「...A、
俺はずっと_________________________
お前のことが好きだ。」
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結愛(プロフ) - とーこさん» お気遣いありがとうございます....!!じゃあ書いちゃいます!笑 (2020年6月6日 12時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - Haruharuさん» いつもありがとうございます!もっとやっちゃいますね!笑 (2020年6月6日 12時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
とーこ(プロフ) - いいぞ!もっとやれっ!です(笑笑)無理なく頑張って下さいね! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 1504ba7982 (このIDを非表示/違反報告)
Haruharu - いいぞ!もっとやれっ!って感じです!更新頑張って下さい! (2020年6月6日 0時) (レス) id: 74d4bab595 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - Haruharuさん» ありがとうございます!!! (2020年6月3日 21時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結愛 | 作成日時:2020年5月30日 11時