水に溶けたい。【冨岡義勇】

第参拾壱話 ページ33

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それから2ヶ月がたった頃。

私は氷の呼吸の全ての型を習得した。



________________________奥義を除いて。







父様が最後に使った奥義___雪華冰乱。

どうやら、使った者のエネルギーの9割、または命そのものと引き換えに莫大なパワーを発揮する技らしい。

書物にも詳しいことは書かれていない。








____________あの瞬間。

父様が奥義を使ったときは、凄かった。

結局はダメだったと言え、鬼舞辻の首の途中まで刃を入れたのだから。



一面が白く光って____何か花のような物も見えたな。

雪だろうか？氷だろうか？花だろうか？

わからないが、父様の周りを渦巻いていた気もする。









____________________考えても今は仕方ない。

練習したところで、私は死んでしまうかもしれないのだ。








義「A。今日は岩を斬りに行くんじゃないのか？」


そんなことを考えていると、義勇が声をかけてきた。


『あっ、うん！今行く！ちょっと考え事してた！』




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そして私はあの岩の目の前に立った。



(前の私ならこの岩は斬れてない...

でも、今の私なら...っ。出来る！！！)








『氷の呼吸___参ノ型___結晶飛来』








______________________キィィィンッ






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氷の呼吸 参ノ型 結晶飛来

地面から高く飛び上がり、
上から一瞬のうちに6連撃を叩き込む技。
雪の結晶が発生し、鬼にとっては有害。

とても美しい技です(笑)

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