水に溶けたい。【冨岡義勇】

第弍拾壱話 ページ23

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そして山下りを始めて1週間がたった頃、

鱗滝さんに山下りは終わりだと言われた。

そして、義勇たちと同じ鍛錬に参加できるようになった。




両親の鍛錬で受け身訓練や木刀での素振りもしていた為、

鱗滝さんの転がし祭りや素振り1000回には割と対応することが出来た。

.........まあ、鱗滝さんは素手で此方を転がしてくる訳だが。

あの人は何なんだ。強すぎる。化け物か(え)








そしてついに、ここにきて１ヶ月が経った頃

水の呼吸を習得することになった。

はじめに、鱗滝さんが手本を見せてくれる。


鱗「よいか、よく見ておけ。」


貴 義 錆 真『はいっ！』







鱗「水の呼吸__壱ノ型__水面斬り」


その瞬間、鱗滝さんの刀から水が出て

気づいたら竹を切っていた。




とても綺麗な技だった。






鱗滝さんは私たちに、

水の呼吸 壱から拾まで全ての型を教えてくれた。

みんな飲み込みが早く、威力はそんなにないが

すぐに使えるようになった。




鱗滝さんもこれには驚いていたようで、

その日の夕餉は珍しく豪華だった。





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