水に溶けたい。【冨岡義勇】

第壱話 ページ3

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『あーっ、母様、父様お帰りなさい〜！！！』

兄「お帰りなさい！！」


今しがた、任務から帰ってきたのは私の両親。

母様も、父様も鬼殺隊の最高位"柱"なの！
と〜っても強いんだよ。私たち兄妹の自慢！






母「ただいま、いい子にしてた？」

『うん！ちゃーんと鍛錬もお兄ちゃんとしたし、お勉強もしたよ！』

母「2人ともいい子ね！」



父「鍛錬は順調か？」

『順調順調！母様の教え方がとってもわかりやすいの！』

兄「きゆ、とっても強くなったんだよ！俺も負けないように頑張らないと！」

父「それは楽しみだなあ。なかなか任務続きで稽古つけてやることができなかったから、今度、非番の日にでもするか！」




貴、兄 『やったあ！父様約束だよ！！』

父「ああ、約束だな。」









.......お話読んでて気づいてる人もいると思うけど、
私たち兄妹は両親直々に稽古を付けてもらってます！




___なんでかって？

半年くらい前かな？4人で夜ご飯を食べに行った帰り、鬼に襲われたの。
母様と父様が必死になって私たちを守ってくれて、その姿がとってもかっこよかった。



私たちも、母様父様、家族を守りたい！って志が芽生えた。
お兄ちゃんと共に、この思いを両親に打ち明けるとあまりいい顔はされなかった。
鬼殺隊_______いつ死ぬかわからない仕事に子供をつかせるわけだから当然。



でも私とお兄ちゃんでどうしても！人を！家族を守りたい！って言い続けたら、母様も父様も私たちに甘いから許してもらえた(笑)



そこからすっごくしんどいけど、やりがいのある鍛錬の日々が始まったんだよね。




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