第肆拾壱話 ページ43
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日が昇ったあとも
義勇は私を横抱きにして
藤の花が咲き乱れる場所まで運んでくれた。
そこまで着くと、義勇は気を失ってしまった。
(怪我してるのに...無理させてごめんね。)
それから鬼殺隊についての説明を受け
日輪刀の元である玉鋼を選んだり、
隊服の採寸を受けたりして全てのことが終わった。
義勇は未だに目を覚まさない。
どう連れて帰ろうか迷っていると____________
?「俺、そいつおぶって帰ろうか?」
『!!!村田さん!いいの?』
村「嗚呼、勿論だ。あのとき助けて貰ったお礼にな。」
『ありがとう...!!!』
____________家までの道のりは酷く長く感じた。
鱗滝さんの家に着く頃には、もう日が暮れかけていた。
『鱗滝さん...っ、戻りました。』
鱗滝さんは外に出て待っていてくれていた。
鱗「...!!!! よく、生きて戻った·····!!!」
鱗滝さんに抱き締められて、私も涙が出てくる。
『うわああん、、ごめんなさい.....!!グスッ
錆兎と真菰、、一緒に帰って来れなかった.....!!』
「お前たちは...よく...よく頑張った。」
私はその言葉を聞いてさらに涙を溢れさせた。
_______________もう日も暮れてしまったので
村田さんはその日うちに泊まることになった。
村田さんの育手の先生には
鱗滝さんが手紙を飛ばしたらしい。
私は義勇と自分の怪我の手当てをして湯浴みも済ませ、
義勇が寝ている横で村田さんと話をしていた。
あからさまに元気のない私を励ましてもくれた。
ふと、義勇が目を覚ました。
『義勇、起きた?傷は痛くない??』
村「冨岡!お前目を覚まさないから心配したんだぜ!」
私たちの問いかけに義勇は答えず_______________
深い青色の瞳からポロポロと涙をこぼし始めた。
義「錆兎も...真菰も...守れなかった...っ!!」
_______今の私には痛いほど義勇の気持ちがわかる。
『義勇っ...。私も...守れなかった。
でも.......義勇は私をあの鬼から守ってくれた...
あの時、義勇がいなかったら、助けに来てくれなかったら、間違いなく私死んでたよ。
ここに今いられるのは義勇のおかげなの...っ。』グスッ
____________義勇も私も涙が止まることなく
そのまま夜は更けていった____________________。
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結愛(プロフ) - ちぃさん» ちぃさんありがとうございます!これからも頑張ります(^^) (2020年5月28日 15時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - とっても面白いです!これからも更新楽しみにしてます!! (2020年5月28日 13時) (レス) id: d922fa5f70 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - さらさん» はじめまして!嬉しいコメントありがとうございます(;_;)!義勇さんほんとにかっこいいですよね!更新速度ゆっくりになるかもしれませんがこれからもよろしくお願いします!さらさんもお体にはお気をつけください! (2020年5月27日 0時) (レス) id: bfccb61ba4 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!めっちゃ最高で凄く面白いです!!義勇格好いい一番大好きです!!更新いつもたくさんありがとうございます!!コロナ流行ってるのでお体には気を付けてくださいね! (2020年5月26日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結愛 | 作成日時:2020年5月25日 20時