✿ ページ36
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家に帰ると、先に帰った亮平は俺の部屋にいる。
昔から亮平は鍵っ子だったし、俺の部屋で親が帰ってくるのを待つのが当たり前だった。
亮平は視力がそこまで悪い訳じゃないからメガネを外している。
さらには前髪を上げてピンで止めて課題を開いていたけど、俺の帰宅に顔を上げた。
ab「照、おかえり！」
iw「ただいま」
ペンを置いてパッと立ち上がると俺に抱きついてスリスリと顔を胸に擦り寄せる姿は可愛い以外の何物でもない。
ab「照、朝、大丈夫だった？」
iw「んー？まぁ、ちょっと殴りたくはなったけど、別に大丈夫」
亮平を悪く言われて俺も嫌な気持ちになったことは、いつも亮平にはお見通しなんだよな。
ab「ごめんね……やっぱり、前髪上げた方がいいかな……」
潤む目で見上げる亮平の手は少し震えていて、あの忌まわしい記憶を思い出していることがわかる。
可愛いからって、男なのに。
照にしか触れてほしくないのに。
そう言って涙を零した亮平は儚くて消えてしまいほうだったことを覚えている。
守りきれなかった自分が情けなかった。
すぐに力強く抱きしめて背中を摩ってやると、肩の力が少し抜けた。
iw「亮平のいいと思う方にしな？どっちにしたって俺が守るから」
ab「ひかる……」
iw「今度こそ、絶対守る」
目をしっかり見て伝えると、亮平は照れたように微笑んだ。
そしてまた俺の腕の中に戻ると、首を振った。
ab「やっぱりこのままがいい。このままなら、クラスメイトにバレずにデートも出来ちゃうもんね？」
コテリと傾げられた首。
俺もフッと力が抜けたけど、すぐに亮平の後頭部に手を回して口付けた。
iw「可愛すぎ」
ab「ずーっと照にお似合いの彼女でいたいもん」
しばらく抱擁を楽しむと、どちらからともなく身体を離して微笑み合った。
END
☆非日常が運ぶお知らせ【赤】→←Secret Love【黄】
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由真(プロフ) - リクエストの続きで、如恵留くんがそのディレクターを消しに行こうとするのをするのを、他のメンバーたちが止めて、阿部ちゃんに付き添わせて、ふっかさんたちが滝沢くんに話をしに行き、ディレクターが業界から追放される話でお願いします (2022年11月24日 12時) (
レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストですが、阿部ちゃんがテレビ局のディレクターから言葉の暴力を受け続けて、精神的に限界を迎えて、目を覚まさなくなってしまう話をお願いします。 (2022年11月24日 12時) (レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - 赤と青と黒がいいです (2022年4月28日 7時) (レス) @page34 id: a39f2e06ca (このIDを非表示/違反報告)
名岡颯貴(プロフ) - リクエストありがとうございます！具体的にどのカプがいいですか？ (2022年4月27日 20時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - キャンプに行く話と海に行って怖がっちゃうみたいです! (2022年4月27日 20時) (レス) id: a39f2e06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2021年10月12日 21時
