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ゆっくり並んで歩いてくる二人は浴衣を来ていて、正直お似合い。



dt「ごめん、お待たせ」


ab「ごめんね!俺が着付け手間取っちゃって……」



それはつまり、ここに来る前に待ち合わせしてたってこと?



sk「二人して気品がすごい!」


fk「阿部ちゃんめっちゃ可愛い!」


iw「舘さん似合いすぎて怖い(笑)」



口々にみんなが茶化しながらも褒める中、俺は何も言えずに頭の中でぐるぐる考えていた。


もしかして、阿部と涼太って付き合ってる感じ?



fk「てか、二人とも浴衣持ってたんだね」


dt「いや、甚平持ってなくて買いに行ったらお店の人に似合うって言ってもらってさ。阿部もそう」


ab「そうなんだよぉ。いや、あの時舘さんに会えてほんと助かった!周りみんな甚平って言ってたし……って言っても、お店の人達俺に浴衣着せたいって何故か張り切ってて」



そりゃ、可愛いからでしょ。



nb「え、ちょっと待って?二人がお店で一緒だったのは?」


dt「偶然」


nb「今日一緒に来たのは?」


ab「浴衣って甚平より動きにくいから、誰かと行きたくて。でも、浴衣で行ってみんながどんな反応するか怖かったから、舘さんにお願いしたの」


dt「安心して?付き合ってないから」



悟ったような涼太そう耳元で囁かれてホッとしたのも束の間、阿部がこっちをじっと見つめていた。



nb「ん?どうした?」


ab「え、あ、いや……翔太、甚平かっこいいね」



最後の方はもはやか細い声だったけど、はっきり聞き取れた言葉に顔が熱くなった。



nb「阿部は、かわいい、よ?」



なんとかそう言葉を絞り出すと、今度は阿部が顔を赤くした。


なんとなく緊張した空気に、俺は時間が止まったのかと思った。



sk「よっしゃ!お祭り楽しむぞ!」


iw「屋台見よ」



空気を変えるように佐久間と照が先陣を切って神社に向かう中、ふっかと涼太が肩を並べて何かこそこそ何かを話していた。


俺はとりあえず隣のこの子が屋台につられて迷子にならないように見守ることにする。


このあと打上花火の時間に阿部と二人きりにさせられて、両想いだったことを知ることを今の俺たちは知らなかった。





END

たった5分、されど5分【赤】→←NATSUKOI【青】



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由真(プロフ) - リクエストの続きで、如恵留くんがそのディレクターを消しに行こうとするのをするのを、他のメンバーたちが止めて、阿部ちゃんに付き添わせて、ふっかさんたちが滝沢くんに話をしに行き、ディレクターが業界から追放される話でお願いします (2022年11月24日 12時) (レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストですが、阿部ちゃんがテレビ局のディレクターから言葉の暴力を受け続けて、精神的に限界を迎えて、目を覚まさなくなってしまう話をお願いします。 (2022年11月24日 12時) (レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - 赤と青と黒がいいです (2022年4月28日 7時) (レス) @page34 id: a39f2e06ca (このIDを非表示/違反報告)
名岡颯貴(プロフ) - リクエストありがとうございます!具体的にどのカプがいいですか? (2022年4月27日 20時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - キャンプに行く話と海に行って怖がっちゃうみたいです! (2022年4月27日 20時) (レス) id: a39f2e06ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名岡颯貴 | 作成日時:2021年10月12日 21時

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