52.でも幸せなのでOKです ページ3
現在マイカちゃんとスイーツビュッフェに来ていた。チーム対抗が終わった後行こうと約束した店だ。苺フェアをやっていて、苺を使ったケーキが多いのが一目見て分かる。それを見た私のテンションはそりゃもう爆上がりだった。
「やばい！めっちゃ美味しそう！色々取ってきていい！？」
「いいけどはしゃぎ過ぎて転ばないでよね」
「そんな吉野さんじゃあるまいし…」
「吉野に言っとく。お前が馬鹿にしてたって」
「いや、勘弁してもらっていいですか？ちょっとした冗談のつもりだったんです。せっかく仲良くなれてきたのにここで株落とされたら大分しんどい。っていうか馬鹿にはしてないです！本当に！心底！！」
「あーもう言わないから早く取ってこいよ」
鬱陶しそうにシッシッと手で追い払う仕草をされたので、大人しくスイーツの方へと向かった。ぞんざいな扱いされてんな、そう気付くも我ながら思考回路が単純なもので、目の前に広がるスイーツを目の当たりにして再びテンションがぶち上がった。
「…持ってきすぎじゃない？」
「え？そうかな？」
2つのトレーを持って席に戻ると、スマホから顔を上げたマイカちゃんにドン引きされた。安心しろ、女子は甘いもの大好きだからすぐなくなるよ。
「あ、SNS用に撮る？」
「…いや、載せるやつは後で取ってくるからいい」
どうやら私の盛り付け？は彼の美意識に反したようだ。シュークリームは山になってるし逆にアリなのでは？と思っている私には一生映えなど理解出来ないだろう。
それじゃあ遠慮なく食べ始めると、彼は頬杖をつきながら私を見て何故か微笑んでいた。顔がいいので本当にやめて欲しい。
「お前、苺好きなの？」
「好き！すっごく美味しいよ。一緒に食べようと思って一応多めに取ってきたから、マイカちゃん好きなやつ食べなよ」
彼はくすりと笑うと私が食べていたショートケーキへフォークを持った手を伸ばして、1口分取っていきそれを食べた。まさかわざわざそれを取るとは予想外の行動に吃驚してしまう。
「なに？」
「だってまさか私が食べてるの取るとは思わないじゃん…」
「仕方ないだろ。お前があまりにも笑顔で食べるから、それが1番美味しそうに見えたんだよ」
そう言って彼は悪戯っぽく笑った。あ、これからかう為にワザとやったな。溜息を落として熱い顔を手で覆う。
「ふっ、苺みたいに真っ赤になってるけど」
「あざといマイカちゃんが悪い」
「いい反応するお前が悪い」
まじか〜。
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もずく(プロフ) - おしおんさん» コメントありがとうございます！このような妄想を詰め込んだ話を好きと言って貰えてとても嬉しいです！ハロウィンガチャで爆死して意気消沈してましたが、そのうち復活すると思いますので、お時間がある時にでもご覧になってくださると幸いです！ (2021年11月19日 7時) (
レス) id: 68c913f1cf (このIDを非表示/違反報告)
おしおん(プロフ) - 最近ブラスタを知り始めたマイカちゃん推しの変人です！この小説めっちゃ好きで、続きもめっちゃみたいです！無理をしない程度に頑張ってください！応援してます！長文失礼しました！ (2021年11月15日 23時) (レス) @page2 id: a14fe6ccb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もずく | 作成日時：2021年9月26日 22時
