魔法がもしもつかえたら (ページ3)

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第二話（過去編①）ページ3

今日は、2月14日。とても天気が良い日だ。
5人姉妹の三女の零は、昔の事を思い出していた。

それは、四年前の今日とある大きな屋敷から逃げ出した時の.....

四年前
5人姉妹が、とある屋敷の主人に仕えていた。
この姉妹は、幼い頃に産み親が持病で亡くなってしまいオークションで売られていた。その姉妹を買ったのが今の主人だ。
だが、良い主人だと思えば大違い。
まだ幼い姉妹をこき使う最低野郎だ。
でも、とある一種の洗脳魔法を掛けられているため、5人姉妹はこれが普通だと思い込んでいる。

2月2日
零は主人に頼まれ、書斎の掃除をしていた。
🧹ﾉﾉ( ˊᵕˋ *)
零は、一つの本を見つけた。
その本は、この現代からしたらごく普通のとある日常を描いたものだ。
だがこの屋敷の主人の書斎には、図鑑ばかり。
珍しいな。と思い、零はその本を読んだ。
そこで気がついた。この日常は、普通じゃない事を。
自分達は主人から洗脳の魔法を受けており、
自分で気付くか他の者から治癒魔法を受けるかをしないと、洗脳が解けないということを。
零は、直ぐに姉妹達を治そうと思った。
だが、零はまだ9歳
MPが少なく、治すには数日かかる。
自分達で気づかせるのもありだが。
零は、頭の整理がよく出来る。
だがそれが出来ない他の姉妹達にしたら、脳に支障が出るかもしてない。だから、この案はやらない。と、零は決めている。
零は、最初に真由美を治す事にした。
一番歳下というのもあるのだが、真由美の得意魔法は、治癒系だ。姉妹達を治すのに一番効率が良い。
そうと決めた零は、誰にもバレない様に真由美を少しづつ治していた。

2月7日
真由美の洗脳が解けた。
真由美は零にお礼を言い、
次は誰を治すかを話していた。
真由美「次は誰を治すの？」
零「日向は最後にしよう。」
真由美「何で？」
零「それはね....ｶﾞﾁｬ...あ...」
主人「ちゃんと掃除してるか？」
零「はい。ご主人様しっかりとしております。」
主人「じゃあ引き続き掃除をしてろ」
真由美・零「「わかりましたご主人様」」
ｶﾞﾁｬ
零「兎に角、誰を治す？」
真由美「柚鈴お姉ちゃんにしよう。」
零「わかった」

2月10日
柚鈴の洗脳が解けた。
柚鈴「零、真由美ありがとう」
真由美・零「「どういたしまして」」
零「次は莉奈を助けよう！」
真由美・柚鈴「わかった‼️」

一旦きります