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「まぁ、しょうがないよな。でも一人では危ないだろ、真っ暗だし。」
「ん〜、確かに思ってたよりも暗い？」
「俺もついでにコンビニ行こうかな」
「え！やった！！1人じゃつまんなかったの」
「喜んでくれたなら良かったわ、笑」
「食欲の秋って言うよな」
食べ物を選びながらひーくんが呟く。
「…阿部ちゃんは読書の秋って言ってた」
「阿部らしいわ」
「本に負けたんだよ…あぁ無情」
「ふは、それレ・ミゼラブル」
わけの分からないやり取りをしながらお菓子を厳選していく。
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美味しそ。
サツマイモもいいし、栗もいいなあ。あ、無難にここら辺も…
「…まだ選んでんのか」
「え！ひーくん選ぶの早くない？」
「お前が遅いんだろ」
「えー…んーじゃあこれっ！」
「２つか、流石」
「当たり前でしょ〜」
お会計を済まし、外に出るとやはり寒い。
ゴシゴシと手を擦り合わせていると、暖かいコートに包まれた。
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作者名：もずく | 作成日時：2020年5月9日 23時
