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例外 ページ7

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部屋をそっと出て、鱗滝さんに向かい合い、本題をきり出す。



『そうだ。鱗滝さん。もし、この子が人を襲ってしまった場合、義勇は腹を斬るとの事です。僕は、義勇の介錯をして、自分で首切ろうかと思ってます。』



鱗「…そうか。わかった。お館様に送る手紙にそう記しておく。」



『ありがとうございます…、僕達だけでよかったのに、…鱗滝さんを巻き込んでしまって、本当申し訳ない気持ちでいっぱいです…』



土下座をしながら御礼をつらつらと言っていると、ガラッと戸が開いた。



炭「…え、っと…」



『…、えっと、お邪魔してまーす…』



鱗「ほら、しゃんとしないか。」



『いっって、!…そうですね。はい!しゃんとします!』


冷や汗をかきながら、土下座の体勢で扉の方を向いていると、鱗滝さんに頭に手刀を入れられる。滅茶苦茶痛い。




『…んんっ、名乗るのが遅れてごめんなさい。僕は、鬼殺隊、嵐柱の志賀Aって言います。お久しぶりです。様子を見に来ました、頑張ってます?』




ちゃんと座り直して、少年に向き合う。





炭「あ、えっと、竈門炭治郎です、!稽古に励んでます!」




『ふむ、其れは嘘じゃないみたいだね。なら鱗滝さんに預けた意味があります!よかったよかった。』




きゃっきゃとはしゃぎながら、炭治郎君の手を握る。



『正直とても鱗滝さんの稽古に耐えられないと思ってたんだけど、大丈夫そうでなにより!よく耐えてるね、僕は絶対無理だけど。』



炭「えっと、ありがとうございます…?」




鱗「儂の稽古より大変なのをやってる癖に何を言ってるんだ。」



『、そうですかね…?いやでも、鱗滝さん滅茶苦茶厳しいじゃないですか!僕だったら挫けて、脱走してますね。』



義勇に聞いた鱗滝さんの稽古の内容を思い出しながら、苦笑いをする。



炭「あの、志賀さんは、具体的には何を練習してるんですか…?」



『…気になるの?うーん…僕のは、イレギュラーというか…例外だからなぁ…』



鱗「…剣術くらいみてやってもいいんじゃないか?」



『うーん…じゃあ、明日は、僕が君に稽古をつけてあげよう。朝早くからやるから、今日はちゃんと寝ること。いいね?』



炭治郎君は返事をして、よろしくお願いします。と僕に言った。



…久々に礼儀正しい子を見た気がする。眩しい。



最近誰にも教えてなかったから、大丈夫かななんて思いながら、彼の頭を撫でた。
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ふぉと - ぎゃあああ神作者様に神作品だ!ぎゃあああ!←はい最高でした愛してる(突然の告白←)出はあなたは神以上の存在ですね!!自分に悲しくなりますよ! (2019年9月8日 13時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - とても素敵だなあと思って感想を書かせていただきましたよ。私と同じ様なジャンルを書かれているにも関わらず圧倒的で好感度を持ちやすいキャラを設定し、物語を進展させていく…貴方は控えめにいって神なのです(確定)。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌煮(プロフ) - 江柄子 蛍さん» ありがとうございます!実を言うと、人物には少しこだわってたので、そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます、頑張ります! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 430e816347 (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - 味噌煮さんの描く人物像素敵すぎます!応援してます! (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味噌煮 | 作成日時:2019年8月31日 22時

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