対面 ページ46
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変な音がする方へ向かう途中、天元さんの武器を見つけて拾う。
おっも…うわ、こんなん持って戦ってたのあの人…
刃についた血を拭き取って、懐にしまう。
天元さんの武器を担いで、変な音がする方へ向かう。
…嫌な予感がする｡早く行かないと手遅れになりそうな…そんな予感｡
踏み込んで、一気に跳ぶ。
変な音がするところについて、考えるよりも先に体が動く。
僕の可愛い友人を握り潰そうとしていた腕を天元さんの刀で切り落とし、友人を抱えたまま距離をとる｡
『…大丈夫？ごめんね遅くなって、』
｢っ……はい…、｣
『……お前、絶対許さないから。』
［んっふふ…、ほんとにつれたぁ…、あの方の言う通りだ…久しぶり♡姉さん♡］
にたにたと笑いながら、僕達を興奮した目で見る僕の元弟｡奴の下に広がってる血溜まりと、身体の一部は僕の可愛い部下達だろう｡
これだから此奴は嫌なんだ｡
『…姉さんって呼ばないで、お前みたいな奴と血が繋がってるってだけで寒気がする。』
［んふ…ひどいなぁ…♡俺は嬉しいよ。姉さんみたいな人と血が繋がってて♡殺したくなるくらい嬉しい♡］
『…どうでもいい｡』
腕の中の僕の友人を僕の後ろに下ろして、守るように前に立つ。
［…、いいねぇ…正義の味方…本当………イライラする］
『…それはどうも…それで？僕に何の用｡その様子だと殺しに来たわけじゃないでしょ｡』
［ふふ…流石姉さん♡そうゆう所大好きだよ♡］
にたにたと笑いながら僕の鼻と奴の鼻がつくくらい近くに移動して、目を細めながら、口を開く。
［…近くによったからね。顔を見に来たんだよ｡うんうん元気そうでよかった♡元気じゃないと殺しがいがないからね♡］
がりと僕の鼻を強めの甘噛みして、出てきた血を舐める。舐めた瞬間、気持ち悪い程興奮した音が聞こえる｡我が弟ながら本当に気持ち悪いこの上ない｡
［…じゃあ俺はこれで失礼するね、血、美味しかったよ♡…じゃあね、姉さん♡］
にっこり胡散臭い笑みを僕に向けてから、目に見えない速さでどこかへ消えた。
『、…ﾁｯ…汚ぇ、』
鼻を服で適当に拭いてから、隠の子が来るまで、ぼろぼろになった友人の応急処置をしていた｡
…彼奴、自分の姉の鼻噛んで、血舐めて興奮するとか本当に変態なのか…？ていうかなんで鼻…？あんな変態に育てた覚えないんだけどなぁ…
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ふぉと - ぎゃあああ神作者様に神作品だ！ぎゃあああ！←はい最高でした愛してる（突然の告白←）出はあなたは神以上の存在ですね！！自分に悲しくなりますよ！ (2019年9月8日 13時) (
レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - とても素敵だなあと思って感想を書かせていただきましたよ。私と同じ様なジャンルを書かれているにも関わらず圧倒的で好感度を持ちやすいキャラを設定し、物語を進展させていく…貴方は控えめにいって神なのです(確定)。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌煮(プロフ) - 江柄子 蛍さん» ありがとうございます！実を言うと、人物には少しこだわってたので、そう言って貰えて嬉しいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 430e816347 (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - 味噌煮さんの描く人物像素敵すぎます!応援してます! (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味噌煮 | 作成日時：2019年8月31日 22時
