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鮭大根 ページ5

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『いつ鱗滝さんのとこ行く予定で?』




鮭大根を器によそりながら、僕に抱きついたまんまの彼に話しかける。




冨「…2日後。」




『…ふむ、じゃあ僕も一緒に行こう!義勇だけじゃ心配だ。其れに、あの女の子にも会いたいしね。あの子は中々に好みだ。まぁ義勇の次だが。』




冨「……、…俺は、女だったのか…?」




『…そうなんじゃないか?ほら、離れて。夕飯できたよ。早く食べないと冷めてしまう。』




離れて、自分の胸に手を置いてる義勇を横目に見ながら、夕食を机の上に並べる。




胸に手を置いて見比べるな、お前こら…、僕、意外と絶壁なのコンプレックスなんだからな…この野郎…




冨「…。」




『…胸を見るな、やめないと刺す。』





そういうと、大人しくやめて、席に着く。





自分も席につき、手を合わせる。




『いただきます。』「…いただきます。」




僕はじっと義勇が鮭大根を食べるのを少し緊張しながら見る。





冨「…、美味い。」




『…そうか、ならよかった。』



嬉しそうな音なのを確認し、少しホッとしながら自分も食べ始める。




いつも、この時が何より緊張する。




不味かったらどうしようだとか、砂糖と塩間違えてたらどうしようだとか。




…うん。我ながら今回はとてもいい出来な気がする。余ったら実弥にでも分けてあげよう。




もっもっと食べながら、お館様にどう説明しようか考える。




『、あ、義勇。』




少し手を伸ばして、義勇の頬についた米をとり、食べる。




冨「…美味いか?」




『?美味しいよ。僕が作ったんだから。美味しいに決まってる。』




冨「そうか。」




義勇は少し満足そうに、鮭大根を食べるのを再開させた。





…偶に義勇が何したいのかわからない時がある。本当にわかりにくくて、変な人だ。





そんなわかりにくい変人を好きになった僕も僕で変人だなぁなんて思ったりする。





…お館様に送る手紙は後で考えることにしよう。




僕も止まっていた箸を動かし、鮭大根を食べることを再開した。



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ふぉと - ぎゃあああ神作者様に神作品だ!ぎゃあああ!←はい最高でした愛してる(突然の告白←)出はあなたは神以上の存在ですね!!自分に悲しくなりますよ! (2019年9月8日 13時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - とても素敵だなあと思って感想を書かせていただきましたよ。私と同じ様なジャンルを書かれているにも関わらず圧倒的で好感度を持ちやすいキャラを設定し、物語を進展させていく…貴方は控えめにいって神なのです(確定)。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌煮(プロフ) - 江柄子 蛍さん» ありがとうございます!実を言うと、人物には少しこだわってたので、そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます、頑張ります! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 430e816347 (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - 味噌煮さんの描く人物像素敵すぎます!応援してます! (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味噌煮 | 作成日時:2019年8月31日 22時

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