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浮気 ページ20

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唯一和式の部屋で、無心でおはぎを食べる実弥をじっと観察する。



いや…本当、喋んなきゃ可愛い顔してんのに…ちょっと目付き悪いけど…



『…あ、そうだ。上、脱いで。』



実弥は不思議そうに此方を見る。



『…いや…横腹…』



思い出したように上に着てるのを脱ぎ、僕に横腹を見せる。



『うっわぁ…痛そう…、』



実「お前ェ…」



『…ついうっかり』



実「…だからそれ俺には効かねぇからなァ…?」



『知ってた…、取り敢えず氷持ってくる。』



氷をしまってる箱を開けて、中から数個取り出し袋に少量の水と共に入れて、軽く縛る。



『ん、ほら冷やして。ついでに、さっき開いたっぽい傷も手当てさせて…いや、…そんな嫌な顔すんなって…、あっ抵抗するな!大人しくして!!』



実「、いっっってぇなァ!」



『っぎゃ!いったぁ!!女に手刀落とすとか有り得ない!このっ…絶対手当てしてやる…!』



ぎゃあぎゃあ騒ぎながら、手当てしようと包帯を取り出して、巻こうとする。



『…ッチ…、動くなって!言ってるだろ!!』



実「、はっ?!ちょっお前それはっ!!」



『…はぁ…、素直に大人しく手当て受けろ…』




実「うわ…怨念と執念で倒しやがった…っていうかこの体勢やばくねぇのかァ?」



実弥を組み敷いて、上に抑えるように乗りながら首を傾げる…何がまずいと?



ガラッ



『…今思ったけど君達なんで無断で僕の屋敷に入るわけ…』



実「…」冨「……」



義勇は凄い顔で、僕達の元へ歩いてきて、ひょいと僕を実弥から剥がす。



『うぐぇ…、なにす、…』



実「(うわ、面倒くせェ…っていうかここですんなよなァ…)」



珍しく義勇が僕に何度も接吻をする。



横目で実弥を見ると、じゃあ俺帰るわ、お幸せに見たいに服を着て、用意した氷を持って帰って行った。よくこの状況で帰れたな彼奴…



なんて考えてると、義勇が急に接吻するのをやめて、ぺいと僕を床に落とす。


『…、っ…うっわベタベタなんだけど…、っちょ、昼間からする気…?!僕夜任務なんだけど…!』



冨「…」


『…目が死んでる、…いや何時もだけど…』



僕の上にのって座った目で僕の服の釦を外していく。



冨「…浮気か?」



『…浮気…?』



少し首を傾げながら、何故そうなったのか考える。

…あ、なるほど。だから実弥やばいって言ってたのか。



取り敢えず誤解とかないとなんて呑気に思いながら服を脱がされる僕であった。


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誤解→←手合わせ



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ふぉと - ぎゃあああ神作者様に神作品だ!ぎゃあああ!←はい最高でした愛してる(突然の告白←)出はあなたは神以上の存在ですね!!自分に悲しくなりますよ! (2019年9月8日 13時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - とても素敵だなあと思って感想を書かせていただきましたよ。私と同じ様なジャンルを書かれているにも関わらず圧倒的で好感度を持ちやすいキャラを設定し、物語を進展させていく…貴方は控えめにいって神なのです(確定)。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌煮(プロフ) - 江柄子 蛍さん» ありがとうございます!実を言うと、人物には少しこだわってたので、そう言って貰えて嬉しいです!ありがとうございます、頑張ります! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 430e816347 (このIDを非表示/違反報告)
江柄子 蛍 - 味噌煮さんの描く人物像素敵すぎます!応援してます! (2019年9月7日 15時) (レス) id: 64dd8ab2dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味噌煮 | 作成日時:2019年8月31日 22時

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