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▼放心状態。 ページ2

『……』

「…A、上の空なの…」

「おいどうしたA
さっきから上しか見てねぇぞ」

『…あー、いや、うん
気にしないでくれ』


試合前だというのについついボケーっとしてしまった。

いや、まずイライが悪いんだ。


急に口づけされて、そのまま申し訳ない顔をして逃げ出してしまうんだもの。

何も伝える時間もなくて、そのままただ逃げられただけなんだからショックだ。

せめて、ちゃんと話を聞いて欲しかったし、

なんで急にそんなことしたのかも聞きたかった。


その後、部屋を出てイライを追いかけようとしたけど、

ナワーブに捕まって半強制的にゲームに連れて行かれた。


『で、なんで私呼んだのさ』

「ただゲームに人数が足りなかったから、
たまたま通ったお前を捕まえただけだ」

『帰る』

「待て待て!ここまできたら参加しろ!」

『こちとらやることもあったのに
そんな理由で連れてこられてイラつくわ』

「後でイライの居場所教えるから参加してくれ」

『わかった』


なんか即落ち2コマのような感じがしたが気にしない。

エマが呆れた顔してるのもきっと気のせい。

その奥にいる心眼、ヘレナは会話を聞いてか苦笑いしている。


しかし、心眼、庭師、傭兵、という編成か…

ナワーブがチェイスで時間稼ぎして、エマがチェアを破壊して、

私とヘレナが解読進めればなんとかなるだろうか。


『とにかく役割分担して頑張ろうか』


少し浮かない笑顔を浮かべて、私は笑った。

歪だったかもしれないけど。

▼集中できない。→←▼君が見つめる。



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抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノふぇ?!神作、、 (2020年6月10日 21時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 白黒さん» 書かせていただきます((( (2018年12月20日 9時) (レス) id: b2945d23b4 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - またイライ君小説書いてくださi(( (2018年12月19日 22時) (レス) id: 9362122ae5 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 白黒さん» 私得なようでよかったです((( (2018年12月19日 15時) (レス) id: b2945d23b4 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - Kissとか私得じゃないですか…けしからん!…………もっとやれ(( (2018年12月18日 18時) (レス) id: 9362122ae5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もずく。 | 作成日時:2018年12月17日 12時

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