恋人ペット WEST

にゃん ページ17

「じゃあとりあえず今日は泊めてあげる」


桃「Aちゃんとふたりきりやったのに〜…」


「はい、じゃあとりあえずこの話は終わりね！」


「私、先にお風呂入りたいんだけどいい？」


「上がってからご飯になっちゃうんだけど」



膝の上に乗っているのぞむにそう問いかける



桃「全然ええよ、ゆっくりしてきて？」


「ありがと」


「ふたりもご飯たべる？」


青黄「たべる！」


「ん、わかった。じゃあすぐ入ってくるね」



のぞむに膝の上から退いてもらって

ささっとシャワーだけ浴びようなんておもいながら

お風呂場へ向かおうとするとりゅうせいが



青「Aちゃん」


「ん？」


青「ごはん、お風呂上がってから作るん？」


「そのつもりだけど…」


「お腹空いてるなら先に作ろうか？」


青「んや、それは大丈夫やねんけど」


「？？」



じゃあなんなんだろうと不思議に思ってると



「俺、作ろうか？」


「え、りゅうせいくん料理できるの？」


青「簡単なものしか作れへんけど」


「んー、……でもやっぱ悪いよ。私がお風呂から上がったら作るよ？」


青「じゃあ交換条件にしようや」


「交換条件、？」


青「俺がごはん作る代わりにAちゃんは俺のことりゅうせいって呼んで」


「……そんなことでいいの？」


青「これがええの。な、ええやろ？」


「まあ、りゅうせいくんがいいならいいけど、」


青「ほな交換条件成立な？Aちゃん」


「わかった、…りゅうせい？」



すると嬉しそうに目を細めて笑うりゅうせい



青「はい、じゃあお風呂いってらっしゃい」


「はぁーい」

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