二十七話 ページ29
後を追い、二人のもとへきてみれば…
…何故冨岡さんが胡蝶さんを押さえつけているのだろう。
『何してるんですか』
「Aさん…冨岡さんのこれ、隊律違反ですよねえ??」
「…」
「はやく離してください」
理由がわからないことには隊律違反かどうかは…
「なぜ庇うんです、鬼を」
冨岡さんたちの後方をみると、赤みがかった髪の、我妻さんと同じくらいの歳の少年が…鬼と思われる女の子を抱えて走り去るところだった。
「…あれは確か二年前…」
「そんな所から長々と話されてもこまりますよ、嫌がらせでしょうか?」
『ふ、二人とも落ち着いてくださ…』
「嫌われてると言ってしまったこと根に持ってます?」
冨岡さんはひどい顔をしている。胡蝶さんもなかなかきついことを言うものだ。
本当のことを直接言われるのは傷つく。いや、冨岡さんが嫌われているかは分からないが。少なくとも私は嫌いではない。
「俺は嫌われてない…」
後方の鬼の女の子の方にカナヲさんが向かうのがちらと見えた。大丈夫なのだろうか?そもそも今のこの状況は…
『あの、説明して頂きたく…』
その声は届かず、胡蝶さんが踵に潜ませていた短刀で冨岡さんを刺…
『待っ…!』
「カァァ!!伝令!伝令アリ!!」
止めようと伸ばした手のさらに向こうに、鎹鴉が現れた。
「炭治郎及ビ鬼ノ禰豆子、拘束シ本部へ連レ帰レ!!」
…何?鬼を本部へ?炭治郎はさっきの少年?
そもそもこの山は今どうなっている?鬼は全て狩られたのだろうか?
何もわからない。私は完全に置いていかれている。これは。
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シャンプー(プロフ) - ゆーさんさん» 不快に思われたのなら申し訳ありません。注意書きを付け足しておこうと思います。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - あくまで二次創作ですので、時透母についてはこういう人なのだというような感想を持たないようにお願いします。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - にこちゃんさん» ありがとうございますー!!!私も時透くん推しです!!じわじわ書き進めておりますのでまったりお待ちくださいませ…!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
にこちゃん - 私、推しが時透君なので嬉しいです!更新待ってます!応援しています!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 5d74a38634 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!時透くんかっこかわいいですよね!頑張ります…!! (2019年7月22日 17時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャンプー | 作成日時:2019年7月22日 1時