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一話 ページ3

「ーーいらないわ、こんな娘!」

「やめてよ母さん…!これでも僕達の妹で」

「嫌、嫌よ、気色悪いわ、きっと疫病神よ…」

「母さん!!」






『ーー、は、っ!』


全身を冷や汗が伝っている。目が覚めた。

最近よく見る夢だ。遠い過去のような、そこまで遠くないような。顔や声もぼやけ、はっきりしないが、毎夜夢に現れる登場人物は同じ者だとわかる。


『大丈夫、私は大丈夫…』


この夢を見た日には、目を覚ましたのが深夜であれ、必ず鍛錬を始める。そうでもしなければ、大声で泣き出してしまいそうだった。


『百二十七、百二十八…』

「こんな夜更けに素振りとは。また夢でも見たのかい?」

『…じい。』


私が「じい」と呼ぶ彼。知らない所に捨てられ、死を覚悟していた私を救ってくれたひと。


「お前には才能がある。十分すぎる程だ。そして天性に生まれ持った何かもある。まだまだ強くなれる…」

『はい。そのために…』

「だが無理は禁物だ。わしが子守唄を歌ってやろう、お前もまだ幼子なのだ。わしが横にいれば、きっと安心して眠れよう」

『…わかりました』


渋々屋敷へ戻り、眠りについた。悪い夢は見なかった。

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シャンプー(プロフ) - ゆーさんさん» 不快に思われたのなら申し訳ありません。注意書きを付け足しておこうと思います。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - あくまで二次創作ですので、時透母についてはこういう人なのだというような感想を持たないようにお願いします。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - にこちゃんさん» ありがとうございますー!!!私も時透くん推しです!!じわじわ書き進めておりますのでまったりお待ちくださいませ…!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
にこちゃん - 私、推しが時透君なので嬉しいです!更新待ってます!応援しています!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 5d74a38634 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!時透くんかっこかわいいですよね!頑張ります…!! (2019年7月22日 17時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャンプー | 作成日時:2019年7月22日 1時

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