あなたのためのプレゼント ページ31
そうして、Aが呆け顔でテレビを観ていると。
ナオミが、「Aちゃん、お電話です！」とAに受話器を差し出した。
「……電話、ですか？」
「はい！えーと、駅長さんからですね」
……なんだろう。もしかして、現実世界で色々暴れたから、それのお叱り……？
おどおどびくびくしながら、Aは恐る恐る受話器を受け取った。
「はい、駅長様。Aです」
「ああ、Aくん。至急ターミナルへ来てください。面白いことが発覚しましたよ」
……駅長の声は、明るかった。
「面白い……こと？」
具体的な情報がほぼない。Aは、どういうことだ、といった様子で聞き返した。
しかし駅長は、頑なに情報を語ろうとはしなかった。
「……いいから、いいから。電話で話すより直接のほうがいいですよ」
※※※
オーナーに無理を言うと、オーナーは快くターミナルへ寄ることを許可してくれた。
「Aちゃん、お呼び出しされてるのって、なんか悪いことした？」
「え……」
リュウタロスが冗談半分に言う。が、Aの心は冗談なんかじゃ明るくならない。
え、ほんとに怒られるのかな。どうしよう。
駅長様、怒ったら絶対怖いよね……。
話では、Aだけでなく、他のイマジンらもターミナルへ来てほしい、とのことだった。
「悪いこと……してないはず、なんですけど……」
不安の気持ちばかりが募っていく。
と＿＿。
「みなさーん、間もなくターミナルです！お忘れ物のないように、ご注意くださーい！」
明るいナオミのアナウンスが聞こえた。デンライナーの扉が開く。
Aは、頭を横にぶんぶんと振って不安を吹き飛ばし、ターミナルへ足を降ろした。
※※※
「お久しぶりです、Aくん」
駅長は、駅長室でチャーハンを食べていた。……昼飯時でもないのに。
「どうも、ご無沙汰しておりました」
緊張と不安でがちがちなAは、まともな挨拶ができなかった。危うく舌を噛みそうになる。
「用ってなんだよ」
当事者でないモモタロスが、口を挟んで訊いた。……少し、不機嫌そうだ。
駅長は待ってましたと言わんばかりに、顔をにこやかにし、
「見て下さい、これ」
と、机の上にあったものを、差し出した。
Aを一番前にして、みんな、覗き込む。
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星砕(プロフ) - にわとりさん» すみません、お友だち申請とかはよく分からないので、申し訳ないのですができないです……すみません！小説のほうは、受験生ですので難しいかもしれませんが、時間のある時に読んでみます！お誘い、ありがとうございます！これからも応援、よろしくお願いします！ (2019年8月26日 22時) (
レス) id: 567175ed17 (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(プロフ) - ありがとうございます..！あの、宣伝とかじゃないんですがよければ私のお話読んで意見とか良ければ下さい..！また、友達申請を送っても大丈夫ですか？ (2019年8月26日 22時) (レス) id: b7c5b25082 (このIDを非表示/違反報告)
星砕(プロフ) - にわとりさん» コメントありがとうございます！番外編は前々から書きたいと思ってました！まだ続きますので、まだ少しだけ、異時点の少女の物語にお付き合い下さい！ (2019年8月26日 22時) (レス) id: 567175ed17 (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(プロフ) - 少しの続きが見られて嬉しいです！ (2019年8月26日 22時) (レス) id: b7c5b25082 (このIDを非表示/違反報告)
星砕(プロフ) - 柚子×2さん» コメントありがとうございます！イマジンは癒やされますよね！実は私いまさら電王にはまってしまいまして……電王面白いですよね！応援ありがとうございます！ (2019年6月10日 22時) (レス) id: 567175ed17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星砕 | 作成日時：2019年5月4日 14時
