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私はずっと小さい時から北人を見てきた
彼は自分が決めたことは最後まで突き通し、そのお陰で今ではバスケ部のキャプテンをしている
だけどキャプテンになった事で忙しくなり喋る事も少なくなっていった
だけど私は見ているだけで良かった
帰り道、体育館の前を通り一生懸命バスケと向き合っているところを…
『北人は将来何したいの?』
「んー、それがまだ見つかってないんだよなーAは?」
『私もまだ』
嘘、嘘だ 本当はあるのに、、言えない…
「なんか昔英語が好きとか言ってなかったっけ?」
『あ〜そんなこともあったね』
「ま、まだ夏休みまで時間あるんだし、まだ大丈夫だろ」
『そんなことゆって2ヶ月なんてあっという間だよ笑』
「確かに笑バスケしてたらあっという間だろーな」
『最近順調なの?』
「まぁ、今はなんとか大丈夫なんだけどさ、俺らが引退
したあとが怪しいんだよな」
そうやってあとの事まで考える北人が好き
『北人はさ、好きな人とかいないの? ほらだって、彼女できたとか聞いたことないし』
すると北人は私のおでこにでこぴんしてきた
『いたっ』
「いねぇーよ、部活で忙しいしそれに…」
『それに?』
「なんでもない」
そう言って私から目をそらした
と思ったらまた私の方に向き直し
「今日一緒に帰ろ」
『え?』
「なんだよそのあほ面笑」
『だって、部活は?』
「今日自主練だし、たまにはAと帰ろかっなーと思って」
そう言って少し顔を赤らめる北人
『ふっ、』
「な、何笑ってんだよ!」
『だって、北人顔赤いんだもん笑あの北人が』
「う、うるさい…」
と言って顔を隠す北人
久しぶりだなぁ
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作者名:mowa | 作成日時:2019年3月22日 10時