妄想倉庫③ (ページ48)

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出逢わぬはずの × iw ページ48

(どうしても呼吸やバレエ関係を妄想してしまう(某舞台の影響の為)のでご了承ください)

埼玉の田舎でも都会でもない、何でもない平和な地域に住んで数十年。

地元就職して、と言ってもバレエ教師とヨガとの両立だけど割とほのぼの暮らしている。

…のだけれど。

「…」

店「あの…ご注文はいかがなさいますか？」

「えっ、あ、ハイ…、カフェラテを､…」

バレエ用品を購入しようとこっちまで出てきて、疲れたから一休み、と思いたまたま入った喫茶店のようなカフェ？で、
(…都会はよく分からない……)

目の前の席に私より後に入って座った男性…

が、何故かしっかりコチラを見ている…。

「…、あの、何か…」

眼鏡とマスクで顔は分からないけど、ジ…と見られている…
…もしかしてここがお気に入りの席だったりしたのか？

「あ、すみません。バレエされている方なのかな、と思ってつい…」

え、バレエ関係者なのかな、バレエの有名な人か…？
舞台はよく観るけれど名前には疎くて分からないのが申し訳無い。

「まぁ、はい。…バレエは…？」

「いえ、俺はまぁ…ダンスはしてます。よくバレエがダンスの基礎として大切だと言うじゃないですか、だからちょっと気になって、笑」

「あぁ…なるほど､笑……お兄さん背も高そうですし、パフォーマンスで映えそうですね」

パッと見の印象と雰囲気でそう伝えてみると、予想だにしない返事がきたのだ。

「…初対面で俺の事警戒されているかもしれませんが、もし良ければまた会えたり出来ませんか、？」

「！？」

と、とんでもないナンパのようなお誘いに口に含んだカフェラテを吹き出しそうになる。

「あ、すみません、大丈夫すか」

「ケホッ、大丈夫です､…でもそれはちょっと」

器官にはいりそうになってむせると、背中をさすってくれる。
…もしや本当にナンパ目当て……？

「すみません失礼でしたよね、あの、俺…」

そう言いながらマスクと眼鏡を少しはずしてコチラを真っ直ぐ見てくる…。

「……、……！？！」

照「グループで活動している、」

「いっ！いいですダメです顔隠してください、！」

さっきから話していたお兄さんは、あのグループのリーダー…

照「笑、自己紹介くらいさせてください、笑笑」

「存じております､」

照「…で、会えますか？」

いやダメでしょ！？
これはお断りしよう…。

照「…振付けの参考にしたいんです。」

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