おべと！ × mm ページ33
2才くらいmm × 高校 オチなし
｢ なんか！ちっこいの来てるんだけど！！！｣
同じクラスの子の声で自分も野次馬と化して廊下に出てみれば ..
｢ 蓮！？なんでそんな泥んこ、｣
蓮｢ ぁ .. ねえちゃ､ ... おべと！｣
両腕にぎゅっと抱え込んだそれは
今朝、弟を学校の中の預かり保育のような場所に預けてきたときにうっかり置いてきてしまった、私のお弁当。
昼休みに取りに行くついでに蓮と一緒に食べようと思ってたのだけど ..
蓮｢ ... んしょ､ んしょっ、.... ぁ､ .. ｣
｢ あーあー、笑 ｣
一生懸命に運んで、私に渡そうとした瞬間、逆さまになったお弁当。
更にはコトンと落としたお弁当。笑
中身は出ていないけど、ぐっちゃぐちゃに混ざったご飯をみた蓮は ..
蓮｢ ... ぅ､ ｣
涙をためて、でも泣かないように我慢してるのか口をへの字にしてる。
蓮｢ ひっく､ .. っ、ねえちゃ､ ｣
｢ れん、お弁当ありがとう。ほら一緒に食べよう？｣
しゃくりあげて泣いちゃった蓮を抱っこしてやって目を合わせて言えば、それだけで ぱあっとニコニコ笑顔。
蓮｢ ぁー､ ｣
｢ 美味し？｣
蓮｢ おいし！ .. ぁー？｣
｢ あーんしてくれるの？｣
蓮｢ ぁー！｣
箸にさしたミートボールを、あーんとニコニコ差し出される。
…可愛いなぁ、笑
｢ ん、美味しいね ｣
蓮｢ おいひ、.. ちぃず？｣
｢ チーズはご飯終わってからね ｣
蓮｢ ... ぁー､ ｣
｢ まだご飯お口にあるでしょ？笑 ｣
私が食べようとすると毎回あーんのおねだり。
食いしん坊だこと。笑
幼稚園の連絡帳には食いしん坊というより
" 今日も自分のペースでお弁当をゆっくり1時間半かけて食べ終わりました "
という何とも言えない事が書いてあるのだけれど。
一緒に食べる時は頬っぺたパンパンにしてもまだ
あーんを求めるからものの15分で食べきるのに ..
蓮｢ ねぇちゃ、ごちそさまでした？｣
｢ うん、ご馳走様でした ｣
お弁当を片付けながら次の授業の準備をしているとき。
｢ .. ん？どしたの、蓮 ｣
蓮｢ ...､ あげる ｣
｢ うわぁ、お花？かわいい、どうしたの？これ！｣
蓮｢ あのね、みっけた！おねえちゃの、おはなっ｣
ああ、だから蓮は泥んこなんだ。
お弁当を運んでる最中に見つけたのだろう。笑
こんな可愛い弟、他にいます？
っていう、ただの自慢話です。笑
.
心をきかせて × mmab ※今のリアル妄想→←男 × mm
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゃらし | 作成日時：2020年7月11日 23時
