男 × mm ページ31
幼馴染 × 高校生mm
全員やらなくてはいけない、委員会。
.. の帰り。
｢ うわ､ やだやだやだ .. 目 黒のバカ ｣
目｢ 悪ぃ .. ｣
バシャバシャと消毒液を手にかけてるコイツ。
別に潔癖な訳じゃない。
｢ 知ってたらこんなの選ばなかったっ！｣
目｢ .. ごめん ｣
俺だって知ってたら誘わなかった。
.. こんな男だらけの場所なんて。
小学生の頃に色々あって、Aは男性に触れることがダメになった。
…これでもだいぶ克服したけど。
前は目にするのも声を聞くのもダメだったから。
｢ .. ごめん、目 黒が悪いわけじゃないね ｣
目｢ .... いこ ｣
図書委員なら女子多そうだし大丈夫だろうと高を括って誘ったのは俺。
現実はそう上手くいかない。
楽そうだからと選んだ陽キャ男子たちがわんさかいたことに驚いたのは俺もだった。
目｢ ... やっぱり変えてもらおうよ ｣
｢ は？無理無理、嫌だ ｣
目｢ だって､ .. ｣
" Aが苦しいだけ "
そう言おうと思ってやめた。
Aも克服したいと思っているその事に対して失礼だと思ったから。
｢ ... なに､ ｣
目｢ なんでもない。そのままでいいの？｣
｢ いい、あの人たちきっと集まり意外は来ないだろうし ｣
目｢ .. そっか､ ｣
.... そうかな、なんてちょっと不安に思うのはきっと俺だけ。
｢ Aちゃーん！｣
｢ あ！はるか！｣
Aは完全シャットアウトしてるから気づいてないけど .. 。
Aめっちゃ見られてた ...
目｢ .... ｣
マジで気をつけないとヤバい。
克服してきたとはいえ、触れることが出来るのはごくごく少数だ。
｢ .. 笑、相変わらずの番犬っぷりで。｣
目｢ ぁ ... はるかちゃん、Aの事よろしくね ｣
｢ はいはい、笑 ｣
｢ 何言ってんの、はるか行こ早く ｣
はるかちゃんは、唯一事情を知ってる子。
あの頃のAを献身的に支えてくれて、今でも守ってくれてる。
A曰く、サバサバして面倒見のいい姉御って感じらしい。
目｢ 俺 .. ちゃんと守れてんのかな､ ｣
未然に防いできたつもりではある。
けど、俺が知らないだけで実は何かあったりするのだろうか ..
何かがきっかけで
前みたいになったりしないか、_____
目『 俺だよ、蓮、.. A、わかる？... っ 』
『 ..... 今 .. 来ないで 』
首を横に振るばかりで、やっと絞り出した声がそれだった。
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作者名：じゃらし | 作成日時：2020年7月11日 23時
