素直に × fk ページ29
抱擁の続(基本この話ちょっと重め)
Aからの着信。
珍しく、話したいっていう内容。
夜9時頃、問答無用でAの家に押し入って…。
｢ 感情なくなりそう､ 笑 ｣
深｢ お前さぁ ｣
どうしてそうなるまで来ないかね、
.. まぁでも。
｢ うん､ ｣
深｢ ... ん ｣
素直になってくれたのは良しとする。
｢ いなくなればいいのにって､ 思っちゃった｡
ホント、.... 私本当にクズだね ｣
Aがそう思うって、本当に精神的にやられたんだろう。
深｢ ならオレはそれ以下だべ？笑 ｣
｢ ..... ふっか優しいね ｣
深｢ 話せそ？｣
落ちついたように話すAから聴いたものは、立派なパワハラで ..
年配の先生からのいびり。
Aの性格上少しは言い返すも、立場上それ以上の圧で抑えられてしまう…と言ったところか。
｢ .. 生徒の目の前で怒られるのも毎回でさ ｣
深｢ ... んだそれ ｣
例えば…。
俺の何かの先生が別の先生に怒られる姿を目の前で見させられる…うわ、…。
生徒からしても嫌な光景だろうに。
当事者のAは、きっとその何倍も苦しいはずだ。
もし俺がその立場なら、そのあと生徒の前に立つのはスゲェ嫌だわ腹立つ。
｢ 生徒の事を思っての行動も発言も、私がやることは全部否定して､ 全部が悪いものとして私のせいになる ｣
深｢ A､ ｣
｢ ねぇ､そろそろ感情が無くなりそうだよ､笑 ｣
本当にそうなのかもしれない。
今回は、泣きそうでもなくて落ち着いてて淡々と話してる。
深｢ ねえちょっと提案 ｣
｢ うん？｣
深｢ しばらく俺ん家いなよ ｣
｢ ...は？｣
… 自分の口からその言葉が出てきた事にも驚くけど。
基本家には誰も招かない俺が。…ね。
｢ なん､ ｣
深｢ ね､いい案だべ？笑 ｣
｢ 意味分かんない ｣
深｢ いいじゃん､ 別に。それとも俺がココいる？ ｣
はは、すんげー嫌な顔してる。
けどもうそんなのは気にしちゃいられない。
｢ ... ｣
深｢ Aが休める場所が俺であって欲しいからネ ｣
｢ .. なにそれ ｣
深｢ そのまんまの意味よ笑､ んで？拒否してないなら来るってことでいいね？｣
.
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作者名：じゃらし | 作成日時：2020年7月11日 23時
