姉弟 × ar ページ21
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大｢ ねーちゃん、｣
｢ ん？｣
大｢ .. いのちゃん先輩なら認めなくもないよ ｣
…はて。
何の話だろうか、笑
大 貴は最近、伊 野 尾だったらどうだとか唐突に言い出す。
大｢ ... 、.. だって .. ｣
｢なによ。笑｣
私が昔誕生日にあげた、年季の入ったスポーツタオルをイジイジしてる…笑
大｢ .. やなんだもん。A姉が傷つくの ｣
｢ あ〜... ｣
去年の事か。
元彼の話だな…
確かに良くない記憶ではあるけど。
大｢ いのちゃん先輩何考えてんのか分かんない時あるけど .. でも､ ｣
｢ 今は誰とも付き合う気ないよ ｣
大｢ ... ほらA姉は分かってないんだ ｣
｢ は、何が。笑 ｣
ブツブツ ..
相変わらずタオルをいじくりながら不服そうな顔して何か言ってる。笑
かわいい弟だこと、笑笑
大｢ っだからぁ！無自覚にモテてんの！ばーかっ！｣
｢ いや、そんな事はないから。笑 ｣
大｢ .... だから姉ちゃんを大事にしてくれる人がいたら変な虫も寄ってこないかな、って ... 思っただけだもん .. ｣
段々と尻窄まりになって口を尖らせてる大 貴。
心配は有難いけどねぇ…笑
大｢ 俺が出来るならそうしたいけど出来ないこともあるんだもん .. ｣
｢ あは、ありがとね、笑 ｣
大｢ あぁ！今呆れた笑い方した！俺マジメに話してんのっ！！一大事なの！！｣
まぁ私の周りをうろちょろしてる大 貴が毎回誰かしらに牙を向けてるから
寄ってくるものも寄ってこない。
｢ .. ん〜、考えとくね ｣
大｢ ほんと！じゃあいのちゃん先輩にすぐ伝え .. ｣
｢ ？ ｣
大｢ ....... でもA姉にちょっかい出されるのもやだ、｣
……笑笑
これきっとしばらく堂々巡りだな。
という事で、私は部屋に ..
大｢ ！、ねえちゃん行かないでっ！今ねえちゃんのこと必死に考えてんの！｣
｢ いや考えてるだけなら私ここいる必要ないよね ｣
大｢ .. ｣
論破。笑
まぁ…
頑張れ大 貴。
.
伊｢ ねぇ、オレAちゃんと付き合っても良いノ？｣
大｢ だめ ｣
伊｢ふはっ、えぇ？オレAちゃんから色々聞いたもんネ〜 笑 ｣
大｢ やだ ｣
伊｢ んふふ、良いかどうかは大ちゃんの姉ちゃんが決めることだからね ｣
とか何とか。
あったみたいだね。笑
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作者名：じゃらし | 作成日時：2020年7月11日 23時
