妄想倉庫② (ページ43)

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姉弟～番犬～ × ar ページ43

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｢…で？｣

伊｢ホント最高。笑｣

｢何でここにいるのかな、大貴｣

有｢え？何でって……変なヤツから守るため？｣

あの後から大貴がエスカレートして朝のギリギリまで私の教室にいる。笑

おかしな事に周りもシスコン公認してるみたいだから何も言われないけどさ。(むしろウェルカム感があるような…)

｢、…これストーカーになるヤツだよね｣

伊｢ん～…大ちゃんはさ、Aちゃんの " 番犬 " て感じだよネ。笑｣

｢いや待て、そんなカッコイイ肩書きいらないからね？！笑｣

そんな良い名称を与えたら絶対調子乗るじゃないの。笑

伊｢えー、だってオレには噛みつかないしぃ、見た目ヤンキーでタラシっぽいたかぎにもそうだし、光にも…
ちゃんと見分けて番犬してると思うなぁ｣

｢…そうかなぁ｣

伊｢ねー、大ちゃんっ｣

伊野尾が大貴にガバッと抱きつくと、やっぱり楽しそうに嫌がる。笑

有｢A姉の警戒心が無いから、無さすぎるから、こうして守るって小学校のとき決めたんだもん。｣

伊｢え！大ちゃん小学校の時から！？｣

｢…ね、凄いでしょ。(呆)｣

伊｢ベテランだ！じゃあさ、Aちゃんが彼氏連れてきた時はどうなの！？｣

…キラッキラした目でまた要らぬことを聞く……。(怒)

有｢…最低野郎ばっか好きになる姉ちゃんだけど、俺A姉大切だし。……邪魔はしない。｣

伊｢んも～っ！！大ちゃん可愛いっ！！！すき！！｣

有｢はあっ？俺はいのちゃん先輩きらい！｣

伊｢ふへ、ねぇAちゃん、どうやってこんな可愛く育てたの？｣

…間違いなく私は育てた覚えはない。

親も親でニコニコしてるから私たちが仲良いのは嬉しいんだろう。

｢…知らないよ、勝手にそうなってたんだから。笑｣

有｢ふん。…いのちゃん先輩だって姉ちゃんに最低なことするならその手脚、噛みちぎるからね｣

伊｢んふ、そんな事しないよー、オレ大ちゃんがしっぽ振ってAちゃんのとこに走ってくるの見たいもん！｣

有｢……ならいいけど｣

伊野尾も伊野尾で趣味を疑うよね。笑

…とりあえず、大貴の番犬は、これからも続きそうです。

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