神隠し × in ページ39
オチなし、謎です。妄想なのでぶっ飛んでます
伊｢ .. ｣
オレの目の前から消えて、もう何年が経ったのだろう…
行方不明者として警察に届けたものの、結局見つからず終いだ。
でも……毎日、探し続ける、、
.
『おっきくなったら、けぇ、およめさんなって！』
伊『ぼくが、およめさん？』
『うんっ！だって、かわいいよ！』
伊『わかった！そしたら、ぼくの おむこさんは、』
『わたしっ！』
.
昔、そんな おかしな約束までしてたけど…
結局のところ、親同士でそんな話になっていたらしく。
.
『私のお嫁さんになる？笑』
伊『ならオレのお婿さんになってヨ。笑』
.
プロポーズの言葉も、あの時のもの
…その笑顔が突然消えるだなんて思ってもなかった。
事件に巻き込まれたと思って、調べた。
調べて、調べて、探して 探して 探して探して探して探して探して探して探して探して…
伊『どこにいっちゃったの、…っ』
なのに、見つからない…
日本全国 全部探しに行った、…っそれなのに。
情報すらない、…遺 体も、骨も。
……なーんもないの､､
伊｢いきてる…？…それとも、…｣
この世にいないと言うのなら、
せめて、…せめて…。
｢…………、けぇ｣
ウソ、……だ、
伊｢…、………、、A…？……｣
｢けぇ、｣
伊｢ほ、んとに……A、なの…っ？｣
… " けぇ " ……そう言うのをオレはAしか知らない。
目の前にいるのは……
｢…っ、けぇ、｣
伊｢Aっ…！！｣
あの、Aだ…っ
伊｢どこいたの、っ……｣
｢…分かんない、…けぇ、ご飯食べてるの？……こんなに痩せてる、私より痩せてるなんて許さない、｣
伊｢…っ、うぅっ…よか、っ…よか、た…っ｣
｢………心配かけてごめん、…でも私、元気だよ｣
.
" 神隠し "
なのか。
後に、Aが話してくれたんだけど…
よく覚えてないらしい。
いなくなってた期間の記憶がふわふわしてるみたいで…。
｢…まだ痩せてる。ねぇ、私のお嫁さんはもっと鍛えなきゃダメだね？｣
伊｢……オレはいつになったらお婿さんになれるの？笑｣
今のところ、その期間以外の記憶は問題ないみたい。
伊｢オレのお嫁さん｣
｢私のお婿さん｣
もう絶対、離さない。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：じゃらし | 作成日時：2019年9月21日 21時
