ドッキリ仕掛けてみた × ar ページ34
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学校休みでものすごーーーーく暇すぎて
くだらないドッキリを弟で試してみる。
｢…大 貴、ちょっと話あるんだけど｣
有｢………。なんかヤダ、俺聞かない｣
｢は？笑｣
…怖いわコイツ。
なに、動物的カン？笑
有｢ヤダ。……だって外に いのちゃん先輩いる、やだ。｣
｢なんだ、気づいてたの？…おーい伊 野 尾、入っといでー｣
有｢なっ！？呼ぶな！帰れっ｣
直ぐにお邪魔しまーす、と呑気な声が返ってきたから入る準備万端だったのだろう。
伊｢んふ、大ちゃーん｣
有｢寄るなっ、姉ちゃんにも寄るな｣
伊｢ふは、相変わらずだネェ､笑………でもね、大ちゃん。｣
言いながら私の肩を抱いて伊 野 尾はニンマリ…
…仕込んだ甲斐がある、流石。
伊｢…オレたち付き合ってんだよね｣
有｢、…｣
｢まぁちょっと前からなんだけど。｣
有｢……嘘でしょ？｣
伊｢んー、残念ながらホント〜♡｣
設定に物凄くノリノリなのは良いんだけど…
ちょっと…ゼロ距離すぎないか。
｢伊 野、……。慧は大 貴の思ってるような人じゃないからね｣
伊｢んふふ、ね？A。｣
有｢…っ、姉ちゃん……ほ、ほんとなの、？｣
どうやら信じてくれたみたい。笑
絶望！！！
みたいな言葉が大 貴の背後にいっぱい見える気が…。笑
伊｢ま、もうすることしたもんねー。｣
｢はっ！？ちょ、っ何言って､｣
有｢！！？……っいのちゃん先輩のばぁぁあか！！！｣
｢え、待って大 貴待って！｣
いつもならすぐ泣いて私に訴えにくるのにね。
涙ためて自分の部屋に閉じこもってしまった、…笑
伊｢…大ちゃん行っちゃったね｣
｢伊 野 尾ちょっとやり過ぎ。｣
伊｢えぇー？そうかなぁ、オレはAちゃんとならそうなってもいいヨ？｣
｢はいはい、もうこの設定お終い。飽きた、大 貴にネタばらししてこよ。｣
ちぇ、とか何とか聞こえるけどこの際もうどうでもいい。笑
｢だーいーきー、ここ開けて？｣
有｢…っ、…ぅっ、……、あっちいけっ｣
｢何でよ｣
有｢アイツんとこ行け｣
｢ここ開けてくれたらね｣
イジけるとくそめんどくさい。
伊 野 尾は後ろでまだブツブツ言ってる、笑
有｢…、何｣
｢あは、ありがと｣
有｢姉ちゃんアイツ選ぶの趣味悪いっ｣
｢……ごめんね、大 貴、これドッキリ｣
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その後、私にひっついて伊 野 尾を目の敵にする大 貴でした。
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作者名：じゃらし | 作成日時：2019年9月21日 21時
