姉弟 × inar ページ29
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有｢ねえ！なんで いのちゃん先輩いるの！｣
｢言ってなかったっけ｣
有｢言われてないし！｣
まーた私の教室でぷりぷり怒ってます うちの番犬、大 貴。
伊｢大ちゃんおひさー｣
有｢んんっ、いのちゃん先輩なんでいるの！｣
伊｢え〜、Aちゃんと、ちょめちょm｣
有｢ダメだからね！？何言ってんの！！俺の許可ない！｣
この二人が絡むと客観的に楽しいからも傍観者になるんだけど…。
｢伊 野 尾、私勉強教えてって言っただけなんだけど｣
伊｢ふへへ､笑…あーあバラさないでヨAちゃん。笑｣
｢…大 貴の反応見て楽しんでるでしょ。笑笑｣
すると心底面白そうにして笑う伊 野 尾。
…につられて笑う私。笑
有｢…む、…っ、姉ちゃんそんなに頭わるくないじゃんっ｣
｢だから、今日やったところが分からなかったの。｣
有｢ならセンセーに聞けばいいじゃん！早く帰ろってば、｣
毎度の如く始まる姉弟喧嘩に、数名残ってたクラスメイトは｢またやってる、笑｣と、ニコニコして放置。笑
伊｢大ちゃん、オレ姉ちゃん取らないから。笑｣
有｢……｣
伊｢ふは、疑わないでヨ！笑、嫌われてんな〜オレ笑笑｣
有｢別にきらい、じゃないし。｣
……大 貴さ、言ってることとやろうとしてる事が逆過ぎて。笑
伊｢！！……なに、大ちゃんツンデレ！？……っ可愛いなっこんにゃろ！｣
有｢んわっ、やめ、やめろって、頭ばかになる！｣
｢大 貴はもともとおバカさんだから変わらないよ｣
伊 野 尾に頭をわしゃわしゃされて嫌な素振りをするくせに顔は満更でもない。笑
可愛い弟だな。笑笑
伊｢んも〜！なんだよ〜！可愛い！｣
｢…大 貴、大人しく待ってられるならここにいても良いけど、それが出来ないなら先に帰ってね｣
有｢は、やだよ、姉ちゃんと帰るもん｣
伊｢ね！ね！オレも大ちゃんと帰る！｣
伊 野 尾も何だかんだで大 貴の事弟みたいに思ってくれてるみたいだから、まぁ何でもいいんだけど。
勉強の邪魔はしないで欲しいよね。
有｢…はやく終わらせてみんなで帰ろ、｣
少し納得してない様子だけど。笑
上手く丸め込んでくれてありがとう、伊 野 尾。笑
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作者名：じゃらし | 作成日時：2019年9月21日 21時
