俺の姫 × sk ページ16
ダンサー sk × バレエ教師
(特にキュン無し)
佐｢およ？………姫だ！何してるでやんすかー？｣
｢あれ、さっくん。…今ね、レッスン終わって帰るとこ｣
おお、よく見れば…
お団子してる。
バレエのレッスンがあったのか。
｢今汗臭いからあんま寄んないで｣
佐｢えぇー！？｣
｢相変わらずオーバーリアクションだね、｣
佐｢なんだと…！？………もっとオーバーに出来るぞ！？｣
決めポーズ込みで言ってみれば、やっぱり姫は可愛く笑う。
…うん、かわいい。
Aの事を、三次元での俺の嫁。
……って昔友達に言ったらそれを本人に公言するなよとリアルめに怒られたから、控えめに言って、姫。
佐｢姫、なんか元気ない？｣
｢レッスン疲れただけ。笑｣
…いーや、違うね？
俺には分かる。
昔からそうだった。
何かあった時には必ずバレエを踊り込む癖がある！
…だから俺は笑う。
俺が笑ってると元気になるんだって、前 姫に言われたから。
佐｢俺、久々に姫のレッスン受けたいであります！｣
｢えー？さっくんが？ いやだ、笑｣
佐｢なぬっ！？……､､そんなストレートに拒否られるなんて…佐 久 間もう生きていけない｣
｢あはっ、嫁いっぱいいるんだからちゃんと養いなよ、笑｣
…やっと ちゃんと笑ってくれた、よかった。
姫は幼い頃に 母は病死、父は事故死…
親戚が一緒に住むようになったけど、馬が合わなかったみたいで、言葉を発するのが苦手だった姫。
支えになってたのは、唯一、姫の両親が生前すごく応援してくれてたバレエだけだったらしくて。
佐｢俺はあの時から決めたんだ！｣
｢？｣
自分も幼いながらに、コイツは俺が守るんだ！…っていう使命が出来たんだよね。
俺からの必死のアピールは可憐にスルーされまくりだけど、だがしかし！
俺は諦めない！
佐｢俺は姫のレッスン受けるでありまーす！｣
｢笑、分かった分かった。ダンサーに教えるの苦手なの、お手柔らかに。笑｣
佐｢んふ、よろしくピーマンでありまーす！でございまぁーす！！｣
たまに、こうして姫のレッスンを受けることで様子を見るのが俺の役目。
そして、笑顔になってもらえたら本望。
｢さっくん、今度私にダンスレッスンしてよ｣
佐｢！俺が教えるでやんすか！、いいんですか！やる気ビームでる！！｣
｢笑笑笑｣
.. そう､この笑顔､好きなのよ｡笑
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作者名：じゃらし | 作成日時：2019年9月21日 21時
