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またまた、目を開けた。
さっきまで夕方だったのにあたりは気づけば真っ暗で、身体は驚くほど軽く、視界はふつうに朝の目覚めのように速攻でピントが合う。
そこで見たのはジャニーズWEST、ではなく、今度は別の人、3人。
その人たちのことはすぐにわかった。
だって、現実世界の、女子大生の私と、同じ関係性をもつ人たちだったから。
『……お父さんっ、…お母さんっ、……奈子ちゃんっ、…』
母「そうよっ？、わかる、？」
鼓膜をしびらせる自分の低い声にはまだ慣れない。
けど、やっと知ってる人がこの世界にも現れて、ホッとしてまた涙が出てきた。
泣かないで、って、大好きなお姉ちゃん、奈子ちゃんが私の頰を撫でる。
まるで、私が生まれた時からこの姿だったように。
お父さんもお母さんもそう、全く違和感なんかないみたいに、よかったねよかったね、って珍しく涙を流して。
私変なの、イケメンになってジャニーズWESTに囲まれてるの。
そう言いたいけど、言い出せない。
言うことによって、家族までもが私のことを青ざめた目で見るなんて耐えられないと思ったから。
このことは、言える、と思った時以外は、絶対誰にも言わない。
雷にでも打たれたんだ、うん、きっとそう。
発狂したいほど意味のわからないことだけど、グッとそれを我慢する。
そして、家族の前で笑った。
笑顔の私を見て、家族はまた泣いた。
医師「お名前言えますか？」
『……田崎、A、です、…』
医「生年月日は？」
『……1997年、…11月、…3日、』
そこから、家族の付き添いで、私の主治医だという先生に問診をされた。
夜遅く、よく見渡せば病室である、この部屋で。
トイレもお風呂もあるすごい豪華な作りの個室。
こんなとこ芸能人とかしか入れなさそうだよね？
そういうと、家族は一瞬顔を強張らせた。
あれ、私、まずいこと言ったのかな。
医「ご職業教えてくれますか？」
『…大学生、です、…都内の、』
医「…それ以外は？」
『……それ以外、…あ、アルバイト…あの、コンサートスタッフとか…したことあります、…』
そんなこともありつつ、淡々と質問をしてくる先生の顔が怖い。
答えたことについてパソコンに入力していく、看護師さんも。
いつのまにか、家族も。
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神ちゃん愛ing - 完結おめでとうございます。読んでいて、ちょっと悲しいなって思いました。でも、悲しいと思う反面、自分がメンバーになったら面白そうｯ！って思いました。大好きです!! (2018年10月8日 20時) (
レス) id: bdc8cbeed4 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - とても素敵なお話で読んで感動しました。何故かアイドルという存在に感謝の気持ちが溢れてきました。ほんとに素敵なお話ですね。ありがとうございました。これからも頑張ってください！上から目線になっていたらすみません！！！なんて言えばいいか分からなくて。 (2018年10月7日 22時) (レス) id: d095d028ef (このIDを非表示/違反報告)
Yuna.y - 完結お疲れ様でした！読んでいて複雑な気持ちになりました。そして、私はこのお話が大好きです♪ (2018年10月6日 10時) (レス) id: 5b6d798ba8 (このIDを非表示/違反報告)
Sn - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした！小話の題名のこと 気づいていました！そうかな？と思っていたのでちょっと嬉しかったです笑とっても素敵なお話なありがとうございました。 (2018年10月5日 20時) (レス) id: 08bf6596b2 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望。 - 完結おめでとうございます！この作品を読んでいると不思議な感覚になりました。素敵な作品で、わたしのお気に入りです！お疲れ様でした！ (2018年10月5日 19時) (レス) id: af990432ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2018年9月30日 16時
