いきなりWEST

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マネ「じゃあ、そろそろ席の方に、」











そう言われて時計を見れば、もうすぐ開演の時間。





そろそろコールなんか聞こえ始めてもいいくらいじゃないかな、なんて思いながら、エイトに頭を下げる。





すると、全員にグッズTシャツを配ってくれた。





めっちゃ嬉しい、これレッスン着に使わせてもらおう。











『失礼します、 目一杯、爪の先まで楽しませてもらいます、！』

丸「じゃあ、ライブが終わったら田崎の爪に感想を聞こうじゃないかぁっ！！」

錦「マル行くで、」

丸「バイバイ！田崎！」











楽屋を後にして、誘導係の方を先頭に、8人並んで客席に繋がる裏入り口へ。





分厚い扉、そこに耳を傾けなくてもエイトコールが聞こえてくる。





コールってすごいよね、叫ぶことによって自分たちのテンションが上がるし、一人一人のテンションが上がることによって会場のボルテージが上がるから。





そして、そのテンションは会場が暗くなってアイドルが出てきた瞬間の叫びと共に、一気に爆発する。





その瞬間が、私は大好き。





ワクワクとドキドキが目に見えてしまうんじゃないかって思うくらい興奮する。











中「うわっ、やっぱドームの声ってすごいな、」

誘導係「では、参ります、足元お気をつけてください、」

重「うぉぉお！ テンション上がってきたあ！」











そして、ついに扉をあけて客席の中へ。





エイトを見ているファンの子たちを邪魔しないように頭を下げながら、見学席に座る。





うそ、座ってる暇なんかなかった。





着いた瞬間、興奮から全力で拳を突き上げる。











小「A！ エイトの曲も覚えてんねんなあ！！」

『うん！ それに今日ちょっとだけ予習してきたあ！』











すごい、すごい迫力。





全然、すばるくんが卒業したなんて思わせないぐらいの迫力が会場をガンガン刺激しているみたい。





エイトのライブは、ダンスにバンドに爆笑必須のMCにとエンターテイメントが盛りだくさん。





ダンスではキラキラしてて、バンドではかっこよくて、MCでは面白い、と本当に全く飽きなくて、すごいなあ、と毎秒毎秒興奮してしまう。





それに加えて、エイトは一人一人の個性や役割がはっきりしてるなと思った。





バンドで見ると一番わかるけど、それぞれのやるべきこと、見せるべきものがきっちり分かれていて、なおかつ、被っていない。





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