【ウォーターチャレンジ】少女は恋がわからない。

【7話】バス ページ8

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す「じゃあみんな、バスに乗って。」


すまない先生がバスを指さして言う



おぉ、バスか…



乗ったことないな。



お兄ちゃんが過保護すぎて乗せてくれなかったからな…



ちょっとワクワクするな…



私が初めてのバスに目を輝かせていると、



ﾚｯﾄﾞ「……何やってんだ、お前。気持ち悪ぃな…」



せっかくあがっていた気分がだだ下がりする一言




正体は見なくても分かる。


私は声の主であるやつをチラッと見る


一人の男が私を見て、心底ひいたような顔をしている



こいつはMrレッド。




黒髪俺様系みたいなイケメン。



つりめで短髪のような長めのような髪型をしてる


ところどころ髪ははねていて、悔しくもイケメンなのは間違いない。


性格さえ悪くなければ完璧なんだが、



『俺に突っかかる暇があったら乗れば？』



ﾚｯﾄﾞ「………ﾁｯ、」


こいつ今舌打ちしたな？私の耳を侮るなよ


私を人睨みし、レッドはバスに乗り込んだ。


『(さ、っ、私も乗らなくては、)』



何事もなかったかのように私もバスに乗り込んだ



ちょうど空いていた窓側の席に座る



『(ふー、なんか疲れたな……)』



席に座り込み、力を抜いて脱力していると、



「あーすまねえ。ここ、座ってもいいか？」



上から声がふってきた



聞き覚えがある声のほうを向くと、


レッドと似た顔をしている奴がいた。


あ、こいつって確か……



あいつの弟の、…"Mrブルー"だったけか。


こいつも大層なイケメンだな…

　

短髪で、つりめではないけどめっちゃかっこいいな


青い帽子みたいなの被ってる



く、っ、！悔しいがこいつもイケメンだな！



この学校イケメン多いんだよ。



私がまじまじ眺めていると


嫌がっているように見えたのか








ﾌﾞﾙｰ「だめ、か？」









と、上目遣いで言ってきた。




ぐ、っ！可愛い！



かっこいいけど可愛い！



上目遣いってなんだよ。上目遣いって！




可愛すぎんだろ！私そういうのに弱いんだよ！




こいつが女の子だったら告白してるな、私




こんな顔されたら…………






『別にいいぜ！』









断れるわけがないだろ！おるのか！この地球上に！





ﾌﾞﾙｰ「ありがとな！」




そう言って、そいつは微笑んだ




やっぱりイケメンは強しだな、



そう思った。

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