すみれの妄想劇場＠あらし･４

ハンバーグの王子様 ･ １０ ページ20

｢まったく あなたって人は(笑)

今日はオレの誕生祝いじゃないの？

なんで相葉さんのお願いきかなきゃなんないのよ｣


ねぇ、一度でいいから。


分かってるけど


“相葉さんはオレの特別です” って言って。


ワクワクして待ってたら


｢そうですよ。

昔も今も、もうず〜っと

相葉さんはオレの特別で大切な人です/////｣


そう言ってくれた。



あ〜、オレもう大感激。


なんて じんわりしてたら


｢相葉さんをオレのハンバーグの王子様にしてあげる。

だから、これからずっと

オレにしかハンバーグ作っちゃダメ。 いいね？｣


だって。



ｸｿｯ、可愛いぞっ！



｢じゃあ月イチで作ってあげちゃう｣


すると


｢あ、それはいいです。オレも忙しいから‥｣


だって(笑)


本当はオレが忙しくて大変だからなんだよ〜。


いい子だよね、二ノは。


２人でもう一杯コーヒーをおかわりして


｢お誕生日おめでとう！｣って、何回も乾杯した。



ありがとう


ハンバーグの王子様にしてくれて。


だって、ハンバーグは二ノの一番好きな食べ物なんだよ。


その王子様がオレなんだもん。

嬉しいよね！



二ノ姫、まーくん王子がずっと守ってあげるからね‥


なんて言ったら絶対怒るから、秘密だけどね。



おめでとう、二ノ。


３１歳の二ノのそばにはオレがいるよ。


この先もずっと‥


だから

これからもヨロシクね！



◆おしまい◇

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