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「一応確認するけど、これ、Aじゃないんだよな？」
「当たり前じゃん！SNSはLINEしかやってないよ…」
私は優斗の目を真っ直ぐ見て答えた。
「A嘘つくと分かりやすいもんな。分かった。信じる。これで正真正銘俺はAの味方だ。」
「ありがとう…優斗…」
原因も分かり、いつもの瞳がキラキラした優斗に戻り、なぜか少しだけ心が軽くなった。
「…それにしても誰がこんな事を…書いてることあながち間違いじゃないし…あ、悪口じゃなくて。蒼弥が結構キザな事言ってくるとか、作間さんを私が苗字呼びしてる事とか、瑞稀くんが最初キャラが違いすぎたこととか…」
「…それは犯人が俺らの知ってる奴だからだろうな」
「知ってる人って…」
「…Aは優しいから気付かないんだな…まあ良いや。とりあえず今からみんなの誤解解くぞ！」
「今から？！今、夜中だよ…？」
「こんなの早くするに越したことないだろ。Aだってこんな状況一刻も早く終わらせたいだろ。」
「そりゃそうだけど…。」
「そうと決まればみんなをリビングに集めるぞ。俺がLINEで集合かけるから、一緒にリビングで待とう。」
「…分かった…」
優斗の勢いに押されて、決戦が始まってしまった。
「優斗が言うから来たけどなんでお前いんの？」
蒼弥に睨まれたけど優斗が背中を軽く叩いてくれたおかげでなんとか耐えられた。
「…うわ。もう部屋戻って良い？寝たい。」
私がいるのが分かった瞬間あからさまに嫌な顔をした瑞稀くん。
「…手短に終わらせてください。」
敬語の作間さん。
全員揃った。涼くん以外。
「みんな夜中にありがとう。早速本題に入る。」
なぜか政治家みたいな話し方の優斗。
「ねえ、優斗。涼くんいないけど…。」
「それで良いんだよ。はしもっちゃん呼んでないし。」
「なんで…」
「これから話すのは例のTwitterとその真犯人について。結論から言うとあれはAのTwitterじゃない。」
「は？どう見てもこいつだろ。こいつしか知らない情報山盛りだったじゃねーか。」
「分かるよ、ガリさん。でも落ち着いて。A以外にも分かる人がいるでしょ。」
「…まさかメンバーが犯人だってこと？」
「ご名答！作ちゃん！さすが頭が良いな！」
「なんでメンバーがこんな事すんだよ。てか証拠は？」
「言うと思ったよ瑞稀くん。それを検証する為に3人を呼んだんだ。」
優斗はニヤリと笑った。
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作成日時：2023年3月22日 22時
