友達以上恋人未満 ページ6
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Bs6｢最近どうなの？｣
Bs67｢ん？めっちゃ調子ええでー。ホームランあんまやけど迷いとかないわ｣
Bs6｢そうじゃなくて！Aだよ！｣
Bs67｢あぁーまぁいい感じちゃう？｣
Bs6｢なんで疑問形？連絡取ってんでしょ？｣
Bs67｢よく分からんわ。連絡は頻繁に取ってるし出かける約束もしたけど、進展してるかって言われたら微妙やな｣
｢離れてるししゃーないわ｣と右手をヒラヒラさせる圭太。
でも表情は明るいというか。ちょっとニヤニヤしてる。
順調っちゃ順調なのかねぇ。
立場的には圧倒的に不利なのに、頻繁に連絡取れてるならAも悪い気はしてないんだろうな。
Bs6｢出かける約束とかしないの？｣
Bs67｢今度大阪来たときにご飯行く約束はした。
買い物とかは無理やろ？時間取れへんし。
やからそういうところで時間作っていかんとなって｣
Bs6｢…やるじゃん｣
Bs67｢当たり前やん！本気なんやから！｣
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そろそろ試合が終わった頃かなと千葉の方の結果を確認すると、ソフトバンクはサヨナラ負けを喫していた。
電話しにくい………。いやまあ昨日もしてるんやけど。
なんて声掛けたらいいか。気ぃ使うやん。
それでも電話をかけないっていう選択肢は存在しない。
ライバルたちに遅れをとるわけにはいかない。
『もしもーし』
Bs67｢思ってたより元気やね｣
『なんかもうね、吹っ切れてきた。私は試合に出てないしねー。
………選手たちはちょっとつらそうやけど』
Bs67｢さすがのメンタルやなぁ笑
でも1人くらいそういうやつがおらんと暗くなるしええんちゃう？｣
『私もそう思ったんよね。
けーたは？今日試合なかったんやろ？練習しとった？』
Bs67｢うん。全体練習して自主練してた。もう家に帰ってるけどな｣
『さっすが真面目ー』
Bs67｢プロやで笑｣
『知ってるよ笑』
友達以上恋人未満って感じの距離感。
もどかしいわ。早く俺のにならへんかなー。
宗ちゃんにも言ったけど、自信あんねん。
俺の顔好きらしいしあとちょっとで落とせると思ってる。
絶対負けるか。野球も恋愛も俺が勝ってやる。
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作者名：ミックーリ | 作成日時：2024年3月16日 23時
