好印象 ページ4
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チームメイトとは特にいつもと変わらず接してる。
けーたとは今まで以上に連絡する回数が増えた。
というかけーたがちょっとした事でも連絡してくるようになった。
やり取りが増えて気付いたけど、けーたは本気で私が好きらしい。
疑ってた訳じゃない。何となく実感が湧かなかった。
でも一緒に行きたいお店があるとか、似合いそうな服を見つけたとかデートしたいとかかなり積極的だ。
クリたちには失礼かもしれないけど、そういう女の子らしい扱いをされないから新鮮でドキッとする。
見た目が好きだから余計にキュンキュンするし誰よりも好印象すぎる。
Sh67｢まーた悩んでんの？｣
｢いやね、けーたがめっちゃ積極的で女の子扱いしてくれるんよ。
ちょっとドキドキするよね｣
Sh67｢確かにみんな扱い雑やもんな…｣
｢板東さんも割かし女の子扱いしてくれるけどマジでそれ以上。やばい｣
Sh67｢もう中川でいいんじゃね？｣
｢さすがに安易でしょそれは………｣
絶対めんどくさくなっただけでしょ俊。
今のところ確かにけーたがリードしてる、というかけーたが好印象すぎるけど、だからといって好きとかそこまで行ってるわけじゃないし。
もうちょっと時間かけて考えたい。
すぐ決めても良くなさそうやし。
今度大阪行った時にまたご飯食べに行く予定だ。
答えを出すのはまだ先だけどね。
ほんとに俊が居てくれてよかった。
適当でふざけてるように見えて、めちゃくちゃ相談に乗ってくれるし。
めんどくさくて投げやりになったりするけど。
Sh67｢で？どうするん？｣
｢…………一旦保留。って言いたかったけど、クリ以外はお断りするつもり｣
Sh67｢クリは？｣
｢あいつに関しては、まあ普通に友だちなんやけどさ。
なんて言うか、そのさ。すぐ返事するのがちょっと申し訳なくて｣
Sh67｢それはもう答え出てるって言ってるようなもんやって｣
｢まだ！！まだわからんから！！！｣
Sh67｢はいはい｣
全員断る可能性だって十分なのに俊ってば決めつけて！
でもやっぱり印象って大事だよね。
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作者名：ミックーリ | 作成日時：2024年3月16日 23時
