暗い暗い ページ12
その日、
ずっと職員室は暗い雰囲気がずっと流れた。
噂を知らない人達は普通に過ごしてるけど。
知ってる人は凄く何か困っているようで
怒っているようで。「悲しそう」で。
は?悲しそう?
悲しいのは私の方よ。
なんでコソコソ話されなきゃいけないの。
こんな教師生活望んでない。
宇髄「おい、A」
「なに」
宇髄「ちょっとこい」
「……」
静かに着いてく。
着いたのは屋上だった。
「何か、あるんですか」
宇髄「お前。冨岡と付き合ってんのか」
「んなわけない。変な噂流す奴がいるからこんなことになった。朝から。今まで。ずっとずーっと。義勇くんだって困ってた。「俺はどうしたらいい。」とか「お前とは恋仲なんかじゃないもんな」とか「どうしたら誤解が解ける」とか。私だってそんなの当たり前じゃないとかどうしたらとしか思ってなかったし、2人で本当に困ってた。まずアンタらの朝の態度。何あれ。まるで……まるで避けてるみたいじゃない!可笑しい!私はこんなに教師生活望んでなかったのに!もっとっ……もっと楽しいはずだったのにっ……」
宇髄「……」
取り乱した私は泣き出した。
あの口五月蝿い天元でさえ何も言ってこない。
「辞めてやったっていいよっ……私なんか…私なんか居なくたってっ…やって行けるでしょうっ…?」
そう言って天元を見つめる。
そこで天元が口を開いた。
宇髄「俺ら。お前と冨岡が恋仲なんかじゃないかって噂を聞いた時すんげえ焦ったんだよ。俺だって派手に驚いた。不死川も。カナエも。しのぶも。伊黒も。童磨も。猗窩座も。獪岳も。でも一番ショックを受けてたのはお前の弟だよ。A。煉獄が1番やばかった。「俺は何も知らない」とか「信用されてないのか」とか言い出すくらいだ。相当のショックだったぞ。しかも、朝、お前に話しかけたら素っ気ない話し方で傷付いてたぜ。」
「……」
宇髄「だが。恋仲って関係じゃないことを知れてよかったぜ。ただ、朝のことに関しては謝らせてくれ。本当にすまなかった。」
「……いや。こちらこそごめんなさい。取り乱しちゃって。」
宇髄「大丈夫だ。さ!派手に戻るぜ!乗っかれ!」
「は!?なんで背中!?」
派手に戻るぜ!そう言われて何言ってんのって思ったけどまさかのおんぶ。
いやいやいや恋仲説また出てくるからやめてよ。
「もう恋仲説出したくないから普通に戻ろうよ」
宇髄「ちぇ……よし!じゃあ派手に戻るぜ!」
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葵羽/きう(プロフ) - ぽんちゃんさん» これから出すか検討中でっす……!!! (2020年7月13日 16時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 悪女登場なる? (2020年7月13日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵羽/きう | 作成日時:2020年5月30日 17時