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煙草 ページ10

レイアが
同居し始めてから2日。


火曜日。
屋上か。


pe「いくの?」


『あー…うん…。やっぱ行かなきゃ俺の精神が許さんしまず相手に迷惑やしな』


pe「流石!そういう精神あるのが俺の妹だよ〜!」


『…ありがとう?』


pe「うん!早くいっておいで!」


『ん。』


私は教室のドアを開けて
屋上まで向かう。


途中レイアを見かけたけど
死神くんと話してたな。


ま。いっか。いこ。


そう思ってたけど、
気持ちが落ち着かない。


前こういうことがあって
それから数週間ずっと
ストーカーされてたから。


怖くて怖くて。


階段が上がれない。
息が上がる。


怖い。誰か。


ヒューヒューッという息の音がする。
あ。過呼吸起きそう。


やだなぁ。
生まれ変わっても弱くいろってか?
バカみたいだ。


強く生きてたいから。
俺って言ってるんだし。


前世と変わらず体が弱いからって
弱く生きてる場合じゃねぇし。


そう思っているうちに
過呼吸は治っていた。


治ったんなら早く行かなきゃ。


その一心で私は階段をのぼった。

__


ガチャっと開けると
そこに相手は



おらず。
私一人きり。


煙草吸うか。
レイア来てから全く吸ってなかった。
偉い自分。よく我慢したね。


教育上悪いから見せなかった。


そう思い
ライターで火をつけて
相手を待った。


1本目を吸い終わる頃。
ガチャっと音が鳴った。


『……』


手紙の相手はz。
何となく予想ついとったけど。


『どうしたんよ、ゾム"さん"』


私は煙草を落として靴で潰した。


zm「……A。」


『ゾムさんが俺の事呼び捨てなんて珍しいやんか。なんや?聞けることならなんでも』


そう言っている間に近くまでこられて
ハグをされた。


zm「……お前がいなくなっても引きこもらずに訓練して、書類もやってッ……アイツらと、幸せにッ…なったん、やで…ッ?」


バレたか。
ゾムは遺書に書いたことを
しっかりやってくれてたようだった。


私との約束守ってくれたんだ。


私はゾムに抱き返した。


『ゾム。偉いね。』


zm「俺っ…おれぇッ……頑張ッ」


私は頭を撫でた。


『偉い。頑張ったね』


ただひたすらに泣く彼を
慰めるように


ずっと抱きしめ続けた

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葵羽/きう(プロフ) - kuromikeさん» ありがとう!よろしくねぇ! (2021年2月28日 11時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
kuromike(プロフ) - 好きです!これからも頑張ってください!(これからもよろしくお願いします?) (2021年2月27日 22時) (レス) id: fe22798a11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵羽/きう | 作成日時:2021年2月25日 7時

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